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タンゴは出自があやしい、場末の、猥雑な音楽。港に迷い込んだ移民達の共同生活が生んだ、うさんくさくあたたかみのある、都会の、偶然の、関係性の音楽。古くはジェリー・マリガン、ピアソラの共演、最近では菊地成孔氏のアプローチなど、ジャズと関わりは薄いが、少しだけある。装飾としてではなく、装飾としてはえてしまう世相も含め、のっぴきならない場所での自覚と諦めと決意の面で。後進の敬意を受け、聴き継がれる日本のある時代を象徴するギタリスト、高柳昌行が残したタンゴの記録。「ロコ」は「狂った、気違い」の、「ロコポブレス」は「貧乏人達」の意味。
高柳昌行 (g),佐藤敏夫 (g),池田正治郎 (g),松岡昭 (g),丹羽英敏 (g),坂本堪亮 (g),宮崎伸一 (g),井野信義 (b) |