PIROUETレーベルといえば、マーク・コープランドのピアノトリオ作品『MODINHA』でとみに有名。今回、その『MODINHA』のリズムセクション、すなわち、ゲイリー・ピーコックとビル・スチュワートをそっくりいただく形でピアノトリオ録音をリリースするのが、こちらも曲者としてピアノ・ファンから一目置かれるビル・キャロザースなのです！FSNTのほか、ガッツや澤野からもリリース経験があり、その複雑怪奇な側面と、美しいリリシストとしての側面が見事に調和したのが本作です。若沖もびっくりのニワトリジャケがインパクト大！一曲目、オーネットの「WHEN WILL THE BLUES LEAVE」。このトリオならではのグイグイ疾走する４ビートに歯切れのいいピアノがザクザク斬り込む爽快感！カッコいい！続くバラードの儚い美しさも印象的です。全編にキャロザース一流のテクニックとユーモアに引き込まれる傑作！
BILL CARROTHERS(p), GARY PEACOCK(b), BILL STEWART(ds)
