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WHAT A DIFF'RENCE A DAY MAKES / ~輝く出会いの時に~
中野幸代 /
JPN /
CD /
JZ090207-11 /
2009年2月7日 /
2,800円(税込)
優しいハスキーヴォイスに癒されたいあなたにぴったりの幸代待望セカンドアルバム。きっと虜になっちゃうぞ!
(帯より) 北九州は小倉出身で、現在、東京で活躍するジャズ・ヴォーカリスト、中野幸代さんの2ndアルバム『What A Diff'rence A Day Makes』を聴く機会を得た。東京の知人からの紹介だ。里帰りをした中野さんと一緒に聴く。一聴して、シャープな切れ味のよい録音に驚いた。さすが20bit 96kHzによる高音質録音とうたっているだけのことはある。しかし、この録音のミキシング&マスタリングはプロではなく、いちオーディオファンである和田芳道さんという方の腕によるという。声や各楽器の定位もすばらしく、口の震え、吐息や楽器本来の響をよく捉えている。メジャーなレコード会社のアルバムではなかなかお目にかかれない録音である。和田さんのコメントに「"生演奏で体感した音"と"スピーカーの音が耳に届いたときに感じる音"が乖離しないように、計測値より、音響的な近似性を大切にマスタリングしてみた」とある。中野さんが「これは生音よりいい」とつい洩らした。ピアノ・トリオをバックに歌う中野さんの声がナチュラルで心地よい。しかも英語の発音がとても自然だ。日本人の歌う英語という感じがあまりしない。英語圏在住の経験があるのかと聞いたが、全くないという。本人自ら、自分の声は癒し系だと語った。いろんな考えがあるだろうが、本来、女性ヴォーカルは母親の子守唄に通じるものがあると思う。声を聴いて、安心してぐっすり眠れる。そんなヴォーカルが理想だ。中野さんのヴォーカルはその理想に相通じるものがある。アニタ・オデイが大好きだという中野さん。歌っている曲も新旧のスタンダードを織り交ぜ、一気に聴き通しても、聴き飽きない。まるで長めで長めと感じさせないワン・ステージのようだ。ライヴで鍛えた歌の表現力も確かだし、もっと知られてよい実力派の歌手だと思う。タイトルに「What A Diff'rence A Day Makes、縁は異なもの」とあり、副題に「~輝く出会いの時に~」とある。人やCDとの出会いは一期一会で、とても大切なものだ。まさに、このCDは手にとったヴォーカル・ファンに輝くひと時を与えてくれるだろう。ひょっとするとあなたにとって大切な宝物になるかも・・・。 (以上『ジャズ批評NO.146』2008年11月号/P.250掲載の後藤誠一氏レビューより) 中野幸代(vo), 鶴野美香(p), 曽宮正和(ds), 大角一飛(b) |



