商品詳細情報

2010年7月度スタッフ推薦盤!!
原核生物から真核生物への進化においての共生説が本作の説明に当てはまるかはわからないが、現代のジャズの進化、ここ十年の総括がこのアルバムに納められていることは確かなようだ。スティーブ・コールマンによってチャーリー・パーカーにはじまるアルト・サキソフォン・ジャズの新たな潮流の完成がさらに熟成をし、新たな歴史として刻まれてはや20年。このアルバムでその確信を聴くことができる。ジェン・シュウの歌という概念だけでは収まりきらない声という楽器によるパフォーマンスで時間と地域という両方の軸をすんなりと飛び越えて我々に未体験の感動をもたらすもたらすとともに、タイショーンのドラムスはまさに現在と過去の共生となっている。若いメンバーたちの目的はみごとに一転へフォーカスされ完璧なアンサンブルを形成 している。まさに現代ジャズの指標となる一枚である。
(新宿ジャズ館 四浦)

2010年7月度スタッフ推薦盤!!
Steve Lehman、Vijay Iyer、Rudresh Mahanthappaなどのリリースで知られるPI RECORDINGSからのSteve Colemanという、好きな人にはたまらないリリース。Five Elements名義としては4年ぶりとなる今作は2006,7年録音のもの。今作ではSteve LehmanやVijay IyerなどのM-BASEに影響を受けた若い世代と組んでいるTyshawn Sorey(ds), Thomas Morgan(b),Marcus Gilmore(ds)らのリズム陣を迎えての録音です。最大の注目はやはりTyshawn Soreyでありましょう。どこをどのスピード、強さで打たせても変わらずキレの良い回転で、特にホーン陣のソロパートでのドラミングは天才的な素養を感じさせてくれます。リーダー作で垣間見れる底の深さをこれからどこまで見せてくれるか楽しみです。
(新宿ジャズ館 有馬)

スティーヴ・コールマン&ファイヴ・エレメンツ新作!
M-BASE派の主幹としてジャズ・シーンを席巻し多くのミュージシャンにも大きな影響を与えたスティーヴ・コールマンの新作が登場!スティーヴ・リーマンやヴィジェイ・アイヤーをはじめ、フリーとポストモダンを飲み込んだ今一番カッ飛んだ作品をリリースし続けるPI RECORDINGSからの登場。ファイヴ・エレメンツのフロント陣はお馴染みの面々ながらリズム隊はトーマス・モーガン&タイショウン・ソーレイとこちらも今が旬のヤバい2人。
M-BASEのような強靭なビートとアグレシッヴなプレイとは異なりますが、ふわふわとしたアブストラクトなアンサンブルは非常に現時代的とも言えるサウンドでクセになりますね。PI RECORDINGSのその他の作品と比べても遜色なく、コールマンの偉大さ・影響の大きさを実感させてくれます。

STEVE COLEMAN(as)
JNATHAN FINLAYSON(tp)
TIM ALBRIGHT(tb)
JEN SHYU(vo)
THOMAS MORGAN(b)
TYSHAWN SOREY(ds)
MARCUS GILMORE(ds : M4)
RAMON GARCIA PEREZ(per : M4)