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アルメニア出身、2006 年のセロニアス・モンク・コンペティションのウィナー、 ティグラン・ハマシヤンのニュー・アルバム。とにかく、そのテクニックには、ハービー・ハンコックを始めとするコンペの審査員をあっと驚かせたとの報道がありましたが、本当にうまい!!です。そして、4 ビートの枠にとらわれない自由な創造性は、現代ピアニストの中でも異才を放っている、といえましょう。ITの発達でボーダレスになっていく時代に対して、だからこそ、ルーツを忘れない、ルーツに根ざしたものを伝え続けていくと言ったハマシアンは、今回も、アルメニアのトラッド・ソングの曲を取り上げたり、民族的な旋律を溶かし込んだソロ・フレーズが印象的。全体的な演奏としては、ギターやヴォイスがフィーチャーする曲もあり、プログレッシブ・ジャズ・ロック的な色合いもミクスチャー。一方では、ヴォーカルとのシンプルなDUO演奏あり。民族を愛す心と、弛まぬ挑戦が渾然一体となった作品の登場です。(インフォより)
TIGRAN HAMASYAN(p,el-p,synth), ARENI AGBABIAN(voice), NATE WOOD(ds), BEN WENDEL(ss,ts,bassoon,melodica), SAM MINAIE(b), etc.
TIGRAN HAMASYAN / ティグラン・ハマシアン