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2008/07/09
2008/07/09 ★ARMEN DONELIAN 『OASIS』


先日発売されたジャズ批評「ブルーノート アルフレッド・ライオンの仕事」をペラペラ読んでいた。今回は徹底的にブルーノートを探求するという内容で読み応えがある。静岡県の八木さんがご自分のブルーノート盤愛聴盤5枚を紹介されているのだが、そこにボクのことが書いてあった。『昔学生時代、食事代を節約してせっせと通った明大前の「マイルス」でJOHN JENKINS WITH KENNY BURRELLなどを初めて聴いた。因みに当時「お皿」を回していたのはあの「山本さん」(ディスクユニオン)です。よいレコードをたくさん聴かせていただき感謝しています。』長々引用したけどそういう内容だ。ボクは、これ読んで一気に懐かしくなった。毎日4時から9時までのアルバイト。主にブルーノートをかけることも多かった。ハンク・モブレーやジョン・ジェンキンスは大好きだったので、もう頻繁にかけていた。大人のお客さんも多かったけど、昼から夕方は学生(明大のメランコリー・キャッツなど)が席の大半を占有していた。そうそう今年3月に急逝してしまった元レピッシュの上田現さんなんかは、毎日8時間はいた。もしかしたら住んでいるのではないかとも言われていた。珈琲一杯で何時間も居た。時折近くの墓場へデモンストレーションというか楽器の練習にも行っていた。既に才能を開花させており訳のわからない落書きや歌詞などを店の雑記ノート(SOMETHING ELSE)にしたため、一日一冊書いちゃうこともあった。八木さん、そんな事思い出させていただきましてありがとうございます。さて今日はアーメン・ドネリアン。数年前に彼のCDで『TRIO '87』(ODIN)を「一刻も早く復刻してほしい」とSJ誌の別冊かなんかで訴求してみた。その後数百枚かは日本に入ったものの、また現在は入手困難と化している。そんなピアノ・ファンにも人気のアーメン・ドネリアンの新作だ。ジャケの雰囲気悪くないね。大向うを唸らせる「ドーダ」的作品ではなく、こじんまりと6畳間で楽しみたい内容だ。ボクとしては、まず2曲目のオリジナル曲に惹かれてしまう。何てことない内容だけど、儚い美しさみたいなモノが少こ~し感じられて。必要以上に激昂しないところが好き。この作品の要とも言える曲が次ぎ3曲目収録の「SUNRISE SUNSET」だと思う。28年近く前リー・モーガンのブルーノート盤『DELIGHTFULEE』に収録されているこのサンライズ・サンセットを良く聴いた思い出がある(先述のマイルスで)。数えるくらいしかジャズ演奏は思いつかないけど、ドネリアンのそれは、やはり抑制の効いた静かな情熱みたいなものがあるようで、名演奏の仲間入り、としてもよいのではないか、と思う。其の他4曲目とか6曲目とかのオリジナルに共感したいものが多くて、概ね「お気に入り」ということになっている。

★ARMEN DONELIAN / OASIS (SUNNYSIDE)

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