2014.10.10
10/17(fri)
ハンプトン・ホーズ / ザ・トリオ VOL.1
The Trio, VOL.1 / ザ・トリオ VOL.1 ユニバーサルミュージック / JPN / CD / UCCO99017 / XAT-1245599830 / 2014年10月08日 / 1,080円(税込) |
コール・ポーター作曲の「恋とはなんでしょう」(2曲目)を好きになった最初のヴァージョン。これで「恋とは~」が気になる存在の曲ということになり、この曲ハンティングの旅に出かけるようになったのだった。そうしてこのヴァージョンは通常よりも異色な演奏なんだなと気がついたというか、ハンプトン・ホーズの手癖が色濃く出たものとも言えるのだろう。「恋とは~」からコール・ポーター自体にも興味が発展して、またその旅にもでかけるようになった。そうして2年ほどたち、丁度その頃ラジオ関東でやっていたイソノテルヲさんのジャズ番組があって深夜1時から確か5時くらいまでやっていた。何度かリクエストのはがきを出したことがあって、コール・ポーターの特集をしてくださいとしたためた。ある日聴いていたら「今日は世田谷区にお住まいの大学生、山本さんからのリクエストでコール・ポーターの特集をやります」とあった。なんかビックリして、それからまたポーターに夢中になったのであった。この作品ではコール・ポーターの名曲(だいたい名曲だけど)、「So In Love」も演奏している。(山本隆)
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10/16(thu)
ライオネル・ハンプトン / スターダスト
Stardust / スターダスト ユニバーサルミュージック / JPN / CD / UCCU99039 / XAT-1245599673 / 2014年10月08日 / 1,080円(税込) |
ジャズ喫茶なんかで働いていたからこのレコードはよくリクエストを受けた。夜の10時過ぎとか、もう2軒くらいハシゴしてきたような、すっかりゴキゲン状態のサラリーマンジャズファンの常連A氏なんかが、「アレかけてよ」と言うと大抵はこのレコードだった。「スターダスト」を聴きたいのだ。これは、もう67年も前の録音だ。1947年パサッディナのジャズ・ジャズ・コンサートでのライオネル・ハンプトンの演奏を収めたものだ。67年も経過しているのに、色褪せない名演奏、それが「スターダスト」なのだ。昔は「スターダスト」と言えばこのライオネル・ハンプトンとイコールでもあったのだ。その演奏は15分にも及ぶが、そんなに長くは感じられない。まずは、ウィリー・スミスの泣きのアルトソロを堪能。チャーリー・シェイバースのトランペット。スラム・ステュワートのアルコベースとハミングも聴きどころ。もの哀しいトミー・ドットのピアノ。バーニー・ケッセルの素朴なギター。そして主役の登場、ライオネル・ハンプトン。徐々に盛り上がっていくヴァイブソロ、こんな展開に多くのジャズファンは歓喜する(したのだね)。(山本隆)
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10/15(wed)
エラ・フィッツジェラルド / ソングス・イン・ア・メロウ・ムード
SONGS IN A MELLOW MOOD / ソングス・イン・ア・メロウ・ムード ユニバーサルミュージック / JPN / CD / UCCU99066 / XAT-1245599721 / 2014年10月08日 / 1,080円(税込) |
例えば、エラには、デルタ・リズムボーイズと一緒に録音したデッカの古い音源があって、それが国内のレコード会社から出たことが昔あった。それが大層素晴らしくて魅了された。確かに『エラ・イン・ベルリン』とか夢中になって聴いた時期もあるけど、コーラスと一緒というのに惹かれた。その頃に、このレコードを買ったんだよね大学生の時。かなりハマりました。エリス・ラーキンスのピアノとエラの変幻自在のヴォーカルの極上コラボレーション。3曲目の「粋な噂を立てられて」を始めとして、ここに収録されているスタンダード曲全部が好きになりましたね。次の「プリーズ・ビー・カインド」とか9曲目の「My heart belong to daddy」とか。まあ、でも客観的に言うならば暗い。夜のムードだ。お酒でも飲んで聴いてください。ボクは昼間っから、うっとりとして聴いていた口なので、少し変態かもしれないね。その時の学友は勉学にサークルに合コンに恋愛活動に必死だったけど、ジャズ喫茶に籠ってこんなのばかり聴いていた。ま、いいけど。夜のムードを満喫してください。(山本隆)
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10/14(tue)
ジューン・クリスティ / サムシング・クール
Something Cool / サムシング・クール ユニバーサルミュージック / JPN / CD / UCCU99055 / XAT-1245599706 / 2014年10月08日 / 1,080円(税込) |
「サムシング・クール」この物語性のある歌詞が好きだ。かつては美人で、多くのハンサムな男に言い寄られ、部屋が数えきれないほどある豪邸に住み、みたいな過去を持つ落ちぶれた感ありありの女性。一人バーなんかで自分の華やかだった過去を話し、男から煙草や「冷たい飲み物」をおごってもらったりするそんな哀しい話。殺人はおきないけど、ボクは、ハリウッド映画『サンセット大通り』やコロンボの『忘れられたスター』なんかを思い出してしまう。かなり暗い気持ちになるんだけど、これが生涯忘れられないインパクトを持つ曲なんだね。先日小川町のひなびた居酒屋で一人飲んでいたら、この曲が有線で流れてきたのには驚いたけど。このレコードを買ったのは、高校2年の1月だった。金沢の香林坊、片町だったかにあった<山蓄金沢店>で購入した。もう何百回も聴いたので、カラダに沁みついている。最初は、この爽やかなジャケになんとなくアメリカを感じ純粋に憧れただけだったんだけど、だんだんとのめり込んで行ったのだった。ジューン・クリスティという名前にも感じ入るものがあった。因みに同じジャケでカラー、赤いチェリーがグラスにあって、クリスティの目が見開いているものは、ステレオ盤のジャケ。断然、こちらのモノクロの方がいい。ちょいとハスキーな歌声とピート・ルゴロ楽団の演奏がマッチして得も言われぬ作品となった。ボクの好きな曲といえば、「ザ・ナイト・ウィ・コールド・イット・ア・デイ」、「ミッドナイト・サン」、「アイル・テイク・ロマンス」だ。(山本隆)
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10/10(fri)
サラ・ヴォーン / 枯葉
Crazy And MIxed Up / 枯葉 ユニバーサルミュージック / JPN / CD / UCCO99024 / XAT-1245599839 / 2014年10月08日 / 1,080円(税込) |
2018.09.25
2017.12.15
2017.08.09
2017.02.02
2017.01.27
2016.02.02
2016.01.05
2015.12.01
2015.06.01
2015.05.19