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 自主制作盤
JAZZ > VOCAL > FEMALE
JAZZ > JAPANESE
SUMIKO YOSEYAMA  与世山澄子

INTERLUDE  インターリュード


TUFF BEATS / JPN / CD / 050806-02 / 2005年08月06日 / 3,150円(税込)

add to cart 在庫なし

与世山澄子。某ジャズ喫茶で「ウィズ・マル」を聴いて衝撃を受けて以来、その名は頭の片隅に刻まれていた。沖縄がアメリカの占領下にあった頃から今に至るまでずっと歌い続けてきた彼女が、自身が大事に運営してきたお店「インターリュード」にて新作を録音したという。心待ちにしていた。
入荷してすぐに店頭でかける。凄い。店頭の空気が一気に変わった。単なる歌ではない。むき出しの心が、悲しみを、痛みを、愛おしさを、直に訴えかける。聴いている間、全身に鳥肌がたつような感動に包まれ、聴き終わった後、深い余韻がいつまでも残る。買ったその夜一晩中聴き続けたが、何度聴いても心を揺さぶられた。聴き慣れているはずのスタンダードの名曲たちが、それまでの印象とはまるで違うものになってしまった。それほどの力がここにはある。
全編に漂う、神聖さとあたたかみが同居する独特の空気は、きっと彼女が長い間静かに守り続けてきたお店の空気そのものなのだろう。豪華なサイドマンたちも、無駄な音は一切なく、ひたすら与世山さんの心を感じ、それに寄り添うような素晴らしい演奏を聴かせる。
戦後60年を迎えたこの8月に、絶妙のタイミングで発売された本作を聴き逃す手はない。ジャズが本来持っていた、とてつもない力を強く感じる一枚。(新宿ジャズ館 中森禎道)

16歳でデビューし、沖縄が本土復帰する1972年まで米軍キャンプでフルオーケストラを率いて活動していたという経歴のある与世山澄子さんの新作。マル・ウォルドロンと共演した『ウィズ・マル』から20年ぶりのレコーディングというから驚きです。歌い出した瞬間に『素敵じゃないですか〜!』と思わず声を漏らしてしまうほど、聴く人を惹きつける強烈な声の持ち主。日本人離れしているとでもいうのでしょうか、沖縄のビリー・ホリデイと称されるというのも納得。低くブルージーな彼女の声は深みがあり、包みこむような優しさがあります。更に豪華メンバーの演奏にも注目です!シンプルな演奏でボーカルの魅力を引き出しています。アップテンポな曲はなくしっとりと仕上がった贅沢な一枚です。
(新宿ジャズ館 東江彩子)

与世山澄子(vo),南博(p),安ヶ川大樹(b),菊池成孔(ts)
中森禎道、東江彩子