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今は大型ショッピングセンターになっている土地に、遊園地があった。地方から地方へ、余りにパーソナルな詩と普遍的なメロディーを「ヤングランド」をコンセプトに、どこまでも優しく心に訴える11曲。豊田道倫プロデュース。
中嶋ブブンと出会ったのは、静岡のライブハウスでだった。彼は対バンだった。弾き語りで、謙虚なのか不遜なのかよくわからない風情で、まあこういうひといるよね、と思ったが、「田中さんがいない朝」という曲が歌われて、ぼくは思わず身を乗り出した。なんだ、この曲は。しばらくして、彼が研修で東京に来ると知り、連絡を取り家に招いた。目当ては「田中さんがいない朝」を録音すること。この曲は音源化もされてなく、YouTubeにも上がっていなかった。手ぶらでふらっと来たのが青年ぽくて良かった。たくさん飲ませて、結構酔った頃に、おずおずと「田中さんがいない朝」を歌ってもらうことをリクエストして、録音した。すぐにライブでカバーした。とても反響があった。そして、この夏、今は徳島に住む彼と大阪のスタジオに入り、エンジニアの須田一平氏と共に、このアルバムを作ることになった。いい音になったと思う。色々なひとに、こっそりとひっそりと、でも、広がって聴かれるアルバムになった。中嶋ブブンに出会えて良かった。
---豊田道倫
「初めて彼の唄を聴いてから今日まで、待ち望んだ音盤はそんな彼のやるせなさ、儚さ、誠実さ、夢と現実を独自の視点で見つめ、真っ直ぐに、そして屈折した力強さがこれでもかと詰め込まれている。彼にしか描けない11の物語、音楽なんだけど彼の生き様、かっこよく言えばそんな感じだけど、なさけなさなんかも同居してしまうところが本当にブブン君らしくて、少しにやりとしてしまう............。」
---井川 晃里 (Impulserecords)
「1970年代の若者が友部正人の「にんじん」に自分を投影したのと同じように、このアルバムに自分を投影する若者がいるんだろうと思うと、少し痛快な気持ちになります。」
---牧野俊太(herpiano)
中嶋ブブン