In This Perfect Hell

ROUTES ルーツ

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レーベル
Groovie Records
国(Country)
JPN
フォーマット
CD
規格番号
GROO59CD
通販番号
1007336807
発売日
2017年03月29日
EAN
4988044905924
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商品詳細情報

大分県在住の英国人ロッカー、クリス・ジャック率いるガレージ・バンドTHE ROUTES、必殺の5thアルバム

イギリス出身のクリス・ジャック(ギター、ヴォーカル)が大分県日田市でTHE FACIALSを結成したのは2004年頃のことだった。THEE HEADCOATSやBUZZCOCKSの影響を受けたガレージ・パンク・バンドだったが、その後メンバー交代を重ねてTHE ROUTESと改名。
THE ROUTESは2005年にアルバムのレコーディングを行ない、北アイルランドのMOTOR SOUNDS RECORDS(THE BONNEVILLESのリーダー、アンディ・マクギボンが運営するレーベル)から翌06年に1stアルバム『LEFT MY MIND』をリリース。THE YARDBIRDSやTHE PRETTY THINGS、DOWNLINERS SECTといった60年代英国ビート・バンドの影響を打ち出したRAWなガレージ・サウンドは各所で話題となった。
その後2009年にはイギリスの伝説的なクラブであるDIRTY WATER CLUBが運営するDIRTY WATER RECORDSから7inchシングル「Do What’s Right By You」を、続いて11年には同レーベルから2ndアルバム『ALLIGATOR』をリリース。海外の多くの音楽誌で絶賛されただけでなくラジオでのエアプレイも得て、THE ROUTESは逆輸入のような形で世界のガレージ・シーンに受け入れられることとなる。
2ndアルバムと同じ2011年にはポルトガルのカルトなレーベル、GROOVIE RECORDSから7inch「Stormy」をリリース。A面「Stormy」はJESTERS OF NEWPORT、B面「Willie The Wild One」はWILLIAM THE WILD ONEと、それぞれ60年代ガレージ・オムニバス定番中の定番である『BACK FROM THE GRAVE』収録曲からのカヴァーで、世のガレージ・マニアを唸らせた。そして同じ11年にはアメリカのGO APE RECORDSからTHE PARALYZらとのスプリットEP「Non-Stop A Go-Go Ape」をリリースして中国やヨーロッパへツアーに出るなど、快進撃を続けたのだった。
その後メンバーが交代しながらもバンドの勢いは止まらず、2012年にはGROOVIE RECORDSから3rdアルバム『INSTRUMENTALS』をリリース。コレはリンク・レイやTHE TRASHMENといったエレキ・インストやサーフ系ガレージの影響を受けた、THE ROUTESとして初めてのインストゥルメンタル・アルバムとなった。そしてバンドは再びヨーロッパをツアーしている。
2013年にはGROOVIE RECORDSから4曲入りの7inch EP「Better Off」を、そしてスペインのGHOST HIGHWAY RECORDINGSとKOTJ RECORDSからも4曲入り7inch EP「Hole In My Soul」を、更にスペインのACTION WEEKEND RECORDSから7inchシングル「I Got A Feelin’」を…と、バンドは活発なリリースを続ける。
2015年にはまたしてもメンバーが交代。THE ROUTESはアメリカのHIDDEN VOLUME RECORDSから3曲入り7inch EP「Meant To Be」をリリースし、同じ15年にはGROOVIE RECORDSから4thアルバム『SKELETONS』をリリース。そして3度目のヨーロッパ・ツアーも果たしている。

THE ROUTESはこれまでにイギリスのMOJOやSHINDIG、ALTERNATIVE ULSTER、イタリアのRUMOUR、日本ではCookie SceneやDOLLなど、多くの音楽誌やファンジンで紹介されてきている。
ラジオではアメリカのWORT 89.9FM、WMBR 88.1FM、WRUR 88.8FMやWFMU 91.1FMやKROQ 106.7FM、スペインのRADIO 3や日本のインターFMの番組「What The Funday?」などでオンエア。特にKROQの伝説的なDJロドニー・ビンゲンハイマーによる番組「Rodney On The Roq」では、2015~16年の間に最も多くオンエアされた日本のバンドとなっている。
日本国内では九州以外でライヴをすることはほとんどないが、ヨーロッパ・ツアーは既に3回行なっていて、2017年10月には4回目のヨーロッパ・ツアーが予定されている。THE ROUTESのサウンドは日本のシーンをすっ飛ばして(?)世界に届いているのだ。ただしクリス・ジャックいわく、世界的に売れたいというワケではなく、ただ自分の聴きたい音楽を自分で作って発信しているのだという。結果的にクリスは、日本で暮らしながらもイギリス人としてのアイデンティティを保って独自の活動を続けているのだ。

今回リリースされるアルバム『IN THIS PERFECT HELL』は、THE ROUTESの5thアルバムということになるが、実質的にはクリス・ジャックのソロ・アルバム的な位置づけとなる。全曲の作詞・作曲と歌、そしてドラム以外のすべての楽器をクリスが担当している。
初期はRAWでピュアなガレージ・サウンド、その後エレキ・インストゥルメンタルやサーフ・サウンドにもアプローチしたTHE ROUTES/クリス・ジャックだが、『IN THIS PERFECT HELL』で聴けるサウンドはサイケデリックをかなり意識したモノになっている。感電しそうに強烈なファズ・サウンドを前面に出しつつ、初期からのラフでロッキンなエッジも失われていない。
クリス・ジャックいわく、今回のアルバムでは『BACK FROM THE GRAVE』『TEENAGE SHUTDOWN』といった60年代ガレージ・オムニバスに影響された従来のガレージ・サウンドに加えて、SPACEMEN 3、BLACK SABBATH、CAN、GUIDED BY VOICES、THE FALL、THE MODERN LOVERS、FLOWER TRAVELLIN’ BAND(!)といった、クリスが受けて来た広範な影響を展開したということで、実にヴァラエティに富んだ楽曲と演奏が聴ける魅力的な1枚となっている。
CDとLPは今回もGROOVIE RECORDSからで、DIRTY WATER RECORDSからデジタル配信も行なわれる。ジャケット裏にはTHE COUNT BISHOPSのオリジナル・メンバーでありTHE CANNIBALSでも知られるマイク・スペンサーが推薦文を寄せている。全国で、そして全世界で聴かれるべき1枚だ。

(大越よしはる)

 

ソングリスト

  • 1.Thousand Forgotten Dreams
  • 2.Something Slipped Through My Window
  • 3.Peeling Face
  • 4.No Permanence
  • 5.Worry
  • 6.Make You Hate Me More
  • 7.Housework In My Head
  • 8.Oblivious
  • 9.In Years Gone By
  • 10.Perfect Hell