1,540円(税込)
※5,000円(税込)以上買うと送料無料!新品でも中古品でもOK!
『ユリイカ』2018年8月号は、ラッパー初のピューリッツァー賞受賞アーティスト、全世界で注目を集めるケンドリック・ラマーの魅力に迫る!
米国グラミー賞五部門制覇、ラッパー初のピューリッツァー賞受賞という偉業を成し遂げ、名実ともにヒップホップの王座を占めた気鋭のアーティスト、ケンドリック・ラマー。大型野外音楽フェスFUJI ROCK FESTIVAL'18でのヘッドライナー出演を機に、全世界から注目を集めるケンドリック・ラマーの魅力に迫り、その音楽的土壌をなしたアメリカ社会の諸問題を検証する。
【特集*ケンドリック・ラマー――USヒップホップ・キングの肖像】
■未邦訳インタビュー
なにかを背負うということ――キングの始まり、ヒップホップの未来 / ケンドリック・ラマー 訳=奧田 翔(聞き手=ザック・オマリー・グリーンバーグ)
■王の輪郭線
コンプトンの生徒会長から世界のキング・ケンドリックへ / 塚田桂子
マッド・シティのキッズを支え続けるアイコン、ケンドリック・ラマー / 渡辺志保
喪失なき成熟――ダックスワースのポストファミリーと刷新される母の領域 / 新田啓子
ラップにとって美とは何か / 吉田雅史
■We Gon’ Be Alright
越境するコンシャス――ケンドリック・ラマーのショーマンシップをめぐって / SKY-HI(聞き手=高木“JET”晋一郎)
Me. We. Alright / FUNI
ストリート×クラスルーム――未来の学びとしてのヒップホップ教育 / 玉川千絵子
■投企さる小石
キングのヴィジョン、マルコムの呪い、ニガ、ハイパワー!――ケンドリック・ラマーとブラック・ポリティクス / 藤永康政
ケンドリックのディレンマ――ヒップホップの地域性と《反暴力》の地平 / 中村 寛
ムーン・ウォークでマーチして――アメリカ文学として読むケンドリック・ラマー / 矢倉喬士
■鼎談
USヒップホップの交差する地平(インターセクション) / 大和田俊之×磯部 涼×吉田雅史
■それは月のように黒く
中庸の怪物 ケンドリック・ラマー / Genaktion
ケンドリック・ラマー、この人間の無力 / 牛田悦正
■響めきのポリフォニー
どこから来たかじゃねえんだよ、どこにいるかなんだよ――ケンドリック・ラマーに引かれる複数の線 / 矢野利裕
「トーチ」はいかに運ばれているか――ケンドリック・ラマー以降のヒップホップ・シーン / 奧田 翔
ケンドリックとカニエ――ブラック・コミュニティが生んだ二人の天才 / 押野素子
ミックステープ文化とケンドリック・ラマー / アボかど
『To Pimp A Butterfly』にみるLAジャズのうねり / 柳樂光隆
■資料
ケンドリック・ラマー・クロニクル / 小林雅明
EUREKA / ユリイカ