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解説: MASKMAN
70年代ソウル・ヴォーカル・グループが隆盛を極めていた頃、成功を夢に抱いて、全米中に数多くのヴォーカル・グループが結成され、凌ぎを削っていた。メジャーになれたグループはほんの数えられる程度で、そのほとんどのグループたちは、数曲の録音に数枚のシングル・リリース、そして地元のクラブで歌うに留まってしまった。しかし、そんなマイナー・グループの中でもどういうわけか、運良くアルバム・リリースの夢を叶えることができたグループが存在する。そんな幸運のマイナー・グループの中でも、未だかつてリイシューされずにいた、まさに70年代ソウル・ヴォーカル・グループ最後の砦であるジェイズが、ついに待望の世界初CD化となります。
いわずもがなのソウル・バイブル 『U.S.ブラック・ディスク・ガイド』 の 「70年代のヴォーカル・グループ」 に掲載され、その認知度は高まったものの、そのあまりのレアさ、謎の深さにより、リイシューされることのなかった稀有のヴォーカル・グループ皿。なんと今回のリイシューは、メンバーの中心人物であるフレデリック・ブラックモン自身の手による復刻である。なるほど、こうして復刻/CD化できたということは、ただ幸運でLPリリースできただけではない、彼のたゆまぬ努力があったからに他ならない。涙なくしては考えられないほどの時間と想いを経て、今、蘇る70年代初頭の名作であります。
もちろん、それほどまでに渇望されているには、その内容も伴ったものであるからであり、地元であるアラバマ、そして録音の地、ナッシュビルのシーンの影響を感じさせつつ、スタンダードなソウル・ヴォーカル・ワークを聴かせてくれる、実力と楽曲群を兼ね備えているからに他ならない。ノーザン風アップの (1)(2)(9) での弾けるようなビートとリード・ヴォーカル、それに絡むトロけるような甘いコーラス・ワークも絶妙の味わい。ミディアムの (3)(4)(6) でのヴォーカル・ワークの妙味、スロウでは (7) が特筆である。しかし、マイナーな作品のわりにはストリングス、ブラスを配した、しっかりとしたバックがついているというのも驚きである。イナたい雰囲気を残しつつ、ソウル・ミュージックの味わいをしっかりと持った好バックだ。
リリース当時は数百枚程度しか出回っていないであろうこの一枚が、こうして多くのソウル・ファンに届けられることに感謝しつつ、一念発起、復刻を実現してくれたフレデリック・ブラックモン氏に敬意の念で胸一杯であります。そしてマスクマンによる解説には、なんとメムバーのフレデリック・ブラックモンとナーマン・ジョンスンへのインタビューを掲載!ついにこのグループの謎が解き明かされる!祝!世界初CD化!
原盤: ATHENA (ZLP-6002)
レーベルからの直輸入盤に、日本で印刷したジャケット/トレイ・カードを装着。
そこにライナーを封入、帯を装着した日本独自のスペシャル盤でお届けいたします。
JAEDES / ジェイズ