BRUCKNER: SYMPHONY NO.8 (SACD) / ブルックナー: 交響曲第8番 (SACD)

HERBERT VON KARAJAN ヘルベルト・フォン・カラヤン

限定生産 / SACDハイブリッド盤

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レーベル
エソテリック (ESOTERIC)
国(Country)
JPN
フォーマット
SACD
規格番号
ESSG90181
通販番号
CL-1007669529
発売日
2018年06月08日
EAN
4907034222049
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商品詳細情報

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カラヤンが生涯最後にたどり着いた究極のブルックナー解釈を刻み込んだ交響曲第8番。

■ESOTERIC ならではのこだわりの Super Audio CDハイブリッド・ソフト

オリジナル・マスター・サウンドへの飽くことなきこだわりと、Super Audio CDハイブリッド化による圧倒的な音質向上で確固たる評価をいただいている ESOTERIC 名盤復刻シリーズ。発売以来 LP時代を通じて決定的名盤と評価され、CD時代になった現代にいたるまで、カタログから消えたことのない名盤を高音質マスターから DSD マスタリングし、世界初の Super Audio CDハイブリッド化を数多く実現してきました。当シリーズでもカラヤンの録音はこれまで多数取り上げてまいりましたが、今回はカラヤン最晩年のデジタル録音から、ブルックナーの交響曲第8番を、世界初 Super Audio CDハイブリッド化として発売いたします。カラヤンのブルックナーは、2012 年に発売したベルリン・フィルとのブルックナー交響曲第7番以来、当シリーズとしては2枚目の Super Audio CD ハイブリッド化となります。

■最晩年のカラヤンの音楽の深化

1980年代後半に入って、クラリネットのザビーネ・マイヤーの首席採用を巡る対立を発端に、終身芸術監督を務めていたベルリン・フィルとの関係がギクシャクしてしまった最晩年のカラヤンは、ウィーン・フィルとの関係をより深めるようになりました。持病の腰痛が悪化し、指揮台に高めの椅子を固定して、そこに腰かけて指揮せざるを得なくなり、トレードマークだった「目を閉じたまま、流麗な棒さばきでオーケストラを操る」颯爽とした指揮ぶりは見られなくなったものの、オーケストラを統率する強靭な精
神力には微塵の衰えもなく、逆にその肉体の不自由さがカラヤンの音楽作りにそれまでになかったある種の奥行きと深みを加えるようになりました。

■大作第8番の最後の録音

そうした時期にカラヤンがベルリン・フィルではなく、ウィーン・フィルと接近し、しかもブルックナーの交響曲の大作を取り上げたのは何かの符号だったのかもしれません。この交響曲第8番は、1988年11月に行われた、晩年のカラヤンが腐心していたテレモンディアル社による映像制作プロジェクトに由来するもので、ムジークフェラインザールで一部客を入れる形のセッションで収録されたものです(11月20日には同会場での特別演奏会も開催)。
交響曲第8番はカラヤンがウィーン・フィルと初めて取り上げたブルックナーの交響曲であり(1947年 10月の特別演奏会)、それ以来 1989年まで、1959年10月の日本ツアー(同曲日本初演)、1979年のザンクト・フローリアン修道院での演奏(ユニテルによる映像収録)も含め、19 回にわたって演奏しています。カラヤンは録音でもこの交響曲のパイオニア的役割を果たしており、ベルリン・フィルとの 1957年録音は、同曲の最初期のステレオ録音でもありました(その後 1975~81年のベルリン・フィルとの全集で再録音しています)。
こうしたことからも、この交響曲がカラヤンにとって重要なレパートリーの一つであったことは論を待ちませんが、このウィーン・フィルとの録音は、文字通りカラヤンのブルックナー解釈の集大成ともいうべき究極の演奏というべきものでしょう。深い光沢を感じさせるかのようなウィーン・フィルの濃密な響きを最大限に活かし、雄大なスケールで作品の構成感を描き分けつつ(第4楽章の各主題やエピソードの描き分けの明解さは見事)、細部までに血の通った表現を実現させています。カラヤンらしい流麗さは、特に第2楽章のトリオや第3楽章アダージョで際立ち、ブルックナーにありがちな低回するような晦渋さとは無縁。第4楽章コーダの息の長いクライマックスも、むしろそれまでのベルリン・フィルとの録音よりも淡々とすっきりとしているのもこのウィーン・フィル盤の特徴といえるでしょう。

■最高の状態での Super Audio CD ハイブリッド化が実現

ムジークフェラインザールでの収録を手掛けたのは、1970年代のEMI録音に始まり、その後カラヤンの録音の専任プロデューサーとなったミシェル・グロッツと、ヴェテラン・エンジニア、ギュンター・ヘルマンスのコンビ。この時期のカラヤンの録音に共通する、左右の広がりと深い奥行きを備えた音場の中で、分厚い弦と豪壮な金管の響きを据えていくバランス作りですが、ベルリン・フィルでの収録と比べると、細部のパートがより明確に際立っているのが印象に残ります。収録時間が 82分を超えるため初出は2枚組 CDでしたが、2012年には DG Originals で Original ImageBit Processing でのリマスタリングが行なわれた際に1枚ものとして発売されました。今回はそれ以来の、そして初めての DSDリマスタリングとなります。
今回の Super Audio CDハイブリッド化に当たっては、これまで同様、使用するマスターテープの選定から、最終的な DSD マスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業が行われています。特にDSDマスタリングにあたっては、DAコンバーターとルビジウムクロックジェネレーターに、入念に調整された ESOTERIC の最高級機材を投入、また MEXCEL ケーブルを惜しげもなく使用することで、オリジナル・マスターの持つ情報を余すところなくディスク化することができました。

【収録内容】
ブルックナー:
交響曲第8番ハ短調 WAB108[ハース版]
[1] 第 1 楽章 アレグロ・モデラート
[2] 第 2 楽章 スケルツォ、アレグロ・モデラート~トリオ、ゆっくりと
[3] 第 3 楽章 アダージョ、荘重にゆっくりと、しかし引きずらないように
[4] 第 4 楽章 フィナーレ、荘重に、速くなく

【演奏者】
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

【録音】1988年11月、ウィーン、ムジークフェラインザール

[初出]427 611-2(1989年)
[日本盤初出]F00G20438~9 (1989年8月25日)
[オリジナル・レコーディング]
[プロデューサー]ギュンター・ブレースト
[ディレクター]ミシェル・グロッツ
[レコーディング・エンジニア]ギュンター・ヘルマンス
[Super Audio CD プロデューサー]大間知基彰(エソテリック株式会社)
[Super Audio CD リマスタリング・エンジニア]杉本一家(JVC マスタリングセンター(代官山スタジオ))
[Super Audio CD オーサリング]藤田厚夫(有限会社エフ)
[解説]諸石幸生 ジョン・ウォーラック(訳・寺西基之)
[企画・販売]エソテリック株式会社
[企画・協力]東京電化株式会社