ANCIENT COSMOS, DAEMONIAN, IN NOTHINGNESS, CURSEDNESSなど様々なソロプロジェクトで細々と活動中のLord Nothingness氏(本プロジェクトではInfernal Demolisher名義)による独りスウェディッシュ風デス・メタルプロジェクトによる1stアルバム。ENTOMBED, DISMEMBER系のジャリジャリしたギターを主軸とし、Dビートやブラストビートなどスピード感溢れるDsに重低音咆哮を轟かせるヴォーカルなどオールド・スクール・デス・メタルへの愛が詰まったアルバムに仕上がっています。メロディはほぼ皆無でVOMITORYやGRAVEを思わせるブルータリティや疾走感を持ちつつ要所で甘過ぎない程度にほんのり叙情的なギター・パートを盛り込んだ場面を設けています。ドラムは打ち込みではありますが、なるべく機械っぽさや無機質感を減らすために凝ったフィルの導入することにより違和感をなくしています。イントロ曲を除いて基本全曲疾走を貫き終始興奮が止まないであろうアルバムに仕上がっています。プロデュース、ミキシング、マスタリング、バンドロゴデザイン、レイアウトはInfernal Demolisher氏自身が担当。ジャケットアートはネクロロード氏を崇拝しオールドスクールなエクストリームメタル系を得意とする隠れた秀才今村建朗氏によるもの。
