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現代ポルトガルを代表するピアニスト・作曲家、マリオ・ラジーニャの2007年作を取扱開始。
ジャズ・ピアニストとしての数十カ国に渡る演奏歴と、数々のオーケストラやビッグバンドに委嘱作品を提供する作曲家としてのキャリアを20年以上に渡って展開する、まさに同国を代表する音楽家のひとり。
女性歌手マリア・ジョアンとのデュオ作品はVerve等より10枚以上のアルバムリリースを数え、モントルー・ジャズ・フェスティヴァルなど国際音楽祭への招聘も多い、ポルトガル音楽におけるワールドワイドな成功例のひとつ。
リーダー作品としては、バッハの作曲技法に影響を受けた自作曲集『Canções & Fugas』(2006年)、ショパンへのオマージュ作品『Mongrel』(2010年)、ポルトガル・ギター奏者をフィーチャーしたトリオ編成による最新作『Terra Seca』など、多様かつ個性的な作品を発表し続けている。
共演作も多く、現代ブラジル最高峰のピアニスト、アンドレ・メマーリとの2台ピアノによる『Ao Vivo No Auditório Ibirapuera』は日本でも話題に。ラルフ・タウナー、ジルベルト・ジル、ディノ・サルーシ、マヌ・カッチェ、ウォルフガング・ムースピール、トリロク・グルトゥなど、数々の名手とコンサートや録音で共演。アンドレス・ベエウサエルト(2016年作でもラジーニャ楽曲をカヴァー)、アントニオ・ロウレイロなど、ファンを自認する音楽家も多い。
作曲家としても、リスボン・メトロポリタン管弦楽団、ハノーファー・フィルハーモニー管弦楽団、NDRビッグバンド、ポルト・シンフォニック・オーケストラ等のオーケストラやビッグバンドに委嘱作品を提供している。
『Espaço』(2007年)は、ベルナルド・モレイラ(bass)、アレシャンドリ・フラザォン(drums)とのレギュラー・トリオによる作品。収録されたオリジナル楽曲はいずれも広義の「建築」をコンセプトにしたもので、フーガの技法をもとにした作曲作品や、オーケストラへの委嘱提供を行ってきたラジーニャの、構築的な作風にマッチしたコンセプトであるといえる。
MARIO LAGINHA(p), BERNARDO MOREIRA(b), ALEXANDRE FRAZAO(ds)
吉祥寺ジャズ館 佐野
MARIO LAGINHA / マリオ・ラヂーニャ