3-part in(ter)ventions / スリーパート・イン(ター)ヴェンションズ

Yasunao Tone/Yoshihide Otomo/Jim O'Rourke 刀根康尚/大友良英/ジム・オルーク

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レーベル
T.M.D.
国(Country)
JPN
フォーマット
CD
規格番号
TMD111
通販番号
JZ120229-58
発売日
2012年04月11日
EAN
4988044617148
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商品詳細情報

ニューヨーク在住の前衛作曲家・美術家、刀根康尚による新作と、大友良英&ジム・オルークとのセッション。2009年、横浜の港湾倉庫を利用した会場で行われたライヴを完全収録。

●3-part in(ter)ventionsについて:
「ヨコハマ国際映像祭2009」において開催されたライブ・イベント。
本人の体調不良により、刀根の来日は残念ながら叶わなかったものの、
演奏予定だった『MP3 Corruption Piece』がこの日のための新規録音として2曲届けられた。
イベントは大友、オルークの意向により、刀根不在のまま開催。
刀根を敬愛する2人のライヴ・パフォーマンスは聴衆を魅了し、イベントは大成功を収めた。

●ライナーノーツより:
演奏は、刀根の不在を埋める非常に充実したものになっていた。否、不在を埋める、というよりはむしろ、刀根の不在こそがこのイヴェントの中心になっていたと言えるかもしれない。大友のターンテーブル、オルークのラップトップによるデュオは、繊細で静謐な部分を多く持ち、音そのものに聴き入るようなマチエールを感じさせる。それに対して、刀根の録音が加わったトリオでは、刀根の音が発された瞬間(再生のタイミングはPAスタッフに委ねられていたという)、会場の空気が一変するかのように、音そのものの速度の変化が感覚としての時間の変化として知覚された。刀根の音が、デジタルデータのプロセス速度を音像化したもののように鳴り響き、共演者たちはそれに対して自身の演奏の速度をあげていく。 ─ 畠中実(ICC主任学芸員)

●刀根康尚
1958 年頃から即興演奏を始め、ハイレッドセンターとのコラボレーションやフルクサス運動への参加、サウンド・アートや電子音楽の文脈でも注目を集め、音楽と美術の境界を超える活動を行うアーティストである。2002年、万葉集四千五百首あまりを構成する漢字を全てデジタル化された画像で表現し、それを音声データとして出力させる「Wounded Man'yo」で「アルス・エレクトロニカ」においてデジタル・ミュージック部門金賞を受賞し、現在も第一線で活躍している。

●『MP3 コラプション・ピース』について:
本作品は、ヨーク大学(イギリス)のミュージック・リサーチ・センタ―のアーティスト・イン・レジデンス・プログラム「The New Aesthetics in Computer Music」の支援により、同センタ―で作られた。MP3は、ファイルの音声圧縮のプログラムであるが、この圧縮と溶解の間に介入してファイルをコラプトさせ、音響のソースを全く新しい音響に変えるというのが、アイデアの根幹である。コラプションの発生を1から1000までの間のパラメーターとして入力し、その結果エラーが発生する。だが、実際にはコラプトした音響自体を使うのではなく、コラプションが起きた時にプログラムが21のタイプのエラーを報告するという機能をトリガーとして21のビヘヴィアーを自動的に選ばせることによって、音源が全く別のものに変わるのである。 ─ 刀根康尚

 

ソングリスト

  • 1.刀根康尚『MP3 コラプション・ピース』17:41
  • 2.大友良英×ジム・オルーク 30:31
  • 3.刀根康尚×大友良英×ジム・オルーク(『MP3 コラプション・ピース』)25:32