現代音楽のテンションでロックの可能性を追求、サティを代表とするサロン・ミュージックのテイストも加えた作風で現在でも多くのファンから活動再開を望まれているグループFLAT122。そのギタリストであり、近年はエレクトリック・アストゥーリアスのメンバーとしても活躍している平田聡がリーダーを務める注目のバンドがステラ・リー・ジョーンズである。同じくエレアスのメンバーであるテイセナやFLAT122の川崎隆男率いるKTG、キキオン、QUIといったバンドのメンバー、レコーディングに参加しているツワモノ集団という側面もあり、もはやベテランの風格さえ漂う程だ。今回のデビュー作には前述のFLAT122の楽曲が4曲収録されている事にも注目。*(ファーストから「MEMAI」、セカンドから「CLOUDS」「KAGEROU」そしてバンド名にもなっている「STELLA LEE JONES」)弦楽器×3、鍵盤×2、打楽器×2という構成でFLAT122のロックな側面を進化させた新たな音世界が構築されています。
