『The Shape of Dope to Come』は、skillkills通算5枚目のアルバムとなる。前作『Ill Connection』が2015年1月のリリースだったので、ちょうど2年ぶり。ファーストから4枚目までは1年に1枚のペースだったことを考えると、単純に倍の時間がかかったのかと受けとられそうだが、とんでもない。むしろ、その間に彼らの活動はより濃密で多彩に展開していた。ここでは、本作に至るまでの流れを大まかに記しておこう。
そして、その”Neo Cyber Madness”を含む4曲入りEP『Dope This Way』を、2015年11月25日にリリース。この作品は、インストゥルメンタル・ヴァージョンを収録したCDに加え、ジャケットが複数の種類で用意され、個別に購入して好きな組み合わせでアートワークを組み立てられるという「トッピング方式」によって販売された。 今から考えれば、『Ill Connection』発表直後に突如3人編成になったことや、アニメとのコラボレーションという機会に触発された経験などが、『Dope This Way』の背景にはあるのかもしれない。それまでは自身から発する「進化への希求」をエネルギー源にして突っ走ってきたskillkillsが、この段階で外部的な要因から影響を受ける形での変化という局面を迎えたことは、なかなか興味深いところだ。
なお、『Ill Connection』『/ Dope This Way』『/ BUZZ』『/ S.B.I.I.D』、そしてolololop『PYRAMID』は、自分たちのレーベルであるILLGENIC RECORDSからのリリース。今作『The Shape of Dope to Come』は、ひさびさに古巣のBLACK SMOKER RECORDSからの発売となった。 (鈴木喜之)
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2017/02/16(THU) BLACK SMOKER RECORDS PRESENTS 『skillkills / The Shape of Dope to Come』 Release Party at 吉祥寺Warp ADV ¥2000 / DOOR ¥2500 OPEN/START 19:00 LIVE : skillkills / OMSB×Hi'Spec / peepow with NEVER END ROLLERS / THE LEFTY and more…