日本が世界に誇るワールド・ミュージック・マエストロ、久保田麻琴の最新音源がバリ島から到着!! 久保田氏自ら現地に赴き、土着のミュージシャンやフィールド・レコーディングで採取した極上の素材を、CLUB、NEW AGE、AMBIENT MUSIC等を包括した最先端のフィルターで濾過し、長年のキャリアと世界レベルのセンスで調理した最高の自信作!! 魂が浄化される極上のリゾート・サウンドが満載!!
6/18発売
久保田麻琴/バリ・ドリーム
ディスクユニオンオリジナル特典決定
お買い上げ先着でアルバム収録楽曲のアウトテイクを収録したCD-Rを差し上げます。
収録楽曲「Secret Castle in Java」。
先着特典になりますので、お早めに。
■楽曲解説(久保田麻琴)
1.Legian Road Morning
私にとっての最初のバリは1980年のレギアン・ロードだ。今は高級ヴィラや洒落たカフェが並ぶストリートだが、28年前の舗装されてないレギアン・ロードは小さなお店がいくつか並び、Agung's DuckNuts という竹で作ったマッシュルーム・バーがあるファンキーな小径だった。居心地の良いロスメン(安宿)で目が覚めたら、鳥や虫の声を聞きながら、そぞろ歩いてみようか。サンセット・タイムまで、のんびり1日をすごそう。そんな80年のバリへの私からのオマージュだ。
2.Ujang~~Banondari
ソロで録音されたディープなジャワ・スタイルのガムランのループに乗って、天才歌手、リタ・ティラがスンダの古い歌謡曲を口ずさむ。雨の日のジャワは悲しく幻想的だ。平均率ではない独特の音階を、アナログライクなコンプレッサーがむせび泣くように持ち上げる。
3.First Snow in Bali
楽しげなガムランを聞くと、まるで雪が空から降ってくるようだ。バリで? そう、バリの男達はどこの世界の子供のように雪のクリスマスを夢見る。 温暖化? 知ったこっちゃない。
4.Ubud Walk
蛙、虫、猿を模したケチャなどの音が空気にいつも流れ出すウブドの街を歩いてみよう。あちらこちらでガムランを練習する音も聞こえてくる。ここで使われている楽器は、宗教儀式の時だけに使われる珍しい鉄製のガムランだ。ブロンズ製の通常のガムランとは違う不思議な響きだ。
5.Bandung
マレーシアの鬼才、マック・チュウ作のジャワのボサノヴァともいうべきサウンド。西ジャワ、バンドゥンの実力派歌手、ロスヤンティが濃厚に歌い上げる。西ジャワの究極グルーヴ打楽器、クンダンと重いサンバを叩くパンデイロが無理なく共存する“平和”。
6.Prayer
伝統的な影絵芝居、ワヤン・クリの演者を父に持つ少年は、お祭りの日にはいつも祖父の唱える古いヒンズーのお祈りを聞くのが楽しみだ。海辺で魔法の呪文を唱えれば、少年の心は神々が住む古代インドの宮殿に舞うようだ。
7.Funky Gendel
影絵芝居のバックで流れるのは、いつもこの小編成で小気味よいガムラン隊、グンデールだ。BPM80のダウンビートにビったりはまるファンキーなフレーズの数々。サイゴンの一流ダンバウ奏者、タムさんさえもついついディープなフレーズを紡ぎだす、このパン・アジアン・グルーヴ。
8.Dukun
(ドゥクン)とは『まじない師、昔ながらの医者』という意味だが、正確にはヒンドゥー思想から成る専門の特殊技能者を指す。今では、様々なマジックを行うモスレム系の呪術師の総称として使われる言葉になった。インターネット回線、ショッピング・モール、洒落たヴィラが支配する今のバリでさえ、鬱蒼と暗い木陰に入れば、昔ながらのまじない師さんがどんな望みもかなえてくれるらしい。フィールド録音された100年もの青銅製のガムランに、西ジャワの伝統のヴォイスセッションがからむと、ドゥクンの登場を思わせる不思議な音世界が展開される。
9.Neleng
再びリタ・ティラが、素晴らしいヴォイス・コントロールで古いスンダ地方の子守唄を唄う。ひたひたと迫る“慈悲”の心。
10.Bali Dream
若者で小編成されたグンデル・チームはBPM80のダウンビートがよく似合う。ところどころ跳ねたり、揺れたりするファンキーさは他のガムランにはない味わいだ。エキゾチックでパシフィックなビートが加わり、インドネシアを代表する天才ギタリスト、バラワンのトリッキーなギターが乗れば、これはもうブラジルやアメリカ南部に負けない未来のアジアン・ファンクの誕生だ。
併せてどうぞ・・・
大好評発売中 完全復刻紙ジャケット仕様
1973年の幻のファースト・アルバム→「まちぼうけ」
■久保田麻琴:
かつてフィールド・レコーディングに興じた、いにしえのアラン・ロマックスやハリー・スミスら先達のように未知の音楽文化への強い探求心をもって世界を縦横無尽に飛びまわり、彼らのスピリットをも凌駕する熱い魂をもった日本が世界に誇る音楽マエストロ、久保田麻琴。近年はワールドミュージックとヒーリングを融合させた多くのヒット作を生み注目を浴びているが、彼のキャリアを紐解けば70年代初頭の日本のロック黎明期まで遡り、まだ当時の日本の音楽シーンでは馴染みの薄かった沖縄、ハワイ、ニューオーリンズなどの音楽を自らが率いる夕焼け楽団で積極的に昇華していく。この時期にはエリック・クラプトン、ザ・バンドやロニー・バロンほか多くの海外のトップミュージシャンとの親交を深め、特に代表的なセッションに挙げられるのが喜納昌吉『BLOOD LINE』のレコーディングでのライ・クーダーとの共演だろう。80年代に入ると夕焼け楽団の後進バンド、サンセッツを率い、デヴィッド・シルヴィアンのジャパンやインエクセスとのツア-、ト-キング・ヘッズ、ユ-リズミックス、プリテンダ-ズなどとの共演と世界を股にかけて活躍。90年代にはプロデュース業をメインにザ・ブーム、ディック・リー、Monday満ちるらを手がける一方で、インドネシアで<コ-ヒ-ルンバ>のカバ-、<KOPI DANGDUT>をミリオンヒットへと導く。さらに95年には宮本亜門演出ミュージカル『マウイ』の音楽監督を担当するなど精力的な活動は続き、99年には細野晴臣とのユニット、『ハリー&マック』、2000年にはニュ-オ-リンズやウッドストック録音で、ザ・バンドのメンバーらと共演したソロ作品『ON THE BORDER』を発表、その後、同時期に再結成した細野晴臣のTINPANへの参加でバック・トゥ・ルーツ活動のピークを迎えた。昨年はあがた森魚のデビュー35周年を記念した新作『タルホロジー』のプロデュースが話題となった。 |