10/9発売 ナスカ・カー20年の活動の総決算!! 最新作にして究極の決定盤!!

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2013.09.09

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10年間の沈黙を破り


ナスカ・カー20年の活動の総決算


最新作にして究極の決定盤




ナスカ・カーは元々、中屋浩市、吉田ヤスシ(Bonanzas)、DJ Tuttleの3人で1994年大阪で結成。exボアダムズの吉川豊人加入後、たまたま雑誌に書かれた「西の電気グルーヴ」というキャッチフレーズに便乗し、大阪のレーベル『タグラグレコード』から『電波潮流』、『電子水母』と2枚のアルバム発表したが、その後メンバーが流動的になり、3枚目発表前後にはオリジナルメンバーは中屋のみになった。それに加え、松江潤、西岡由美子、須藤俊明と東京のメンバーが加入したことにより、ゼロ年代のナスカ・カーは東西2つの形態で流動的なメンバーで活動していたが、ようやくここ3年程で大阪でもメンバーが固まり、現在では東西合わせて6人編成の大所帯となった。

中でも、リズム隊が全員女性でしかもツインドラムというあまり見ることのない目立つ編成のため、大阪のライブの際は女性3人+中屋という不思議なギャルバンもどきと言うべき様相を呈している。





元々わりと派手目なイベント中心の盛り上げ係として活動していた事が多かったためか、音楽的に例えるなら、Neu!とかDAFとかスーサイドのトランス系電子ビートに、ハードロックの味付けをしたような分かりやすさと、リズムを強化したダンサブルかつハイテンションなサウンド、それと全ジャンルを飲み込んで咀嚼したバラエティに富み過ぎな幅広いサウンドがデビュー時からの一貫した持ち味である。

10年間アルバム作らなかったナスカ・カーが何故いきなり重い腰を上げたのかと言うと、そもそも今回のアルバム制作に至ったのは、『バンドも安定してきていいライブが出来るようになってきたにも関わらず、レーベルも消滅して旧作が手に入らない上に、出しても著作権関係がややこしいし、かと言って新作出そうにも誰も出してくれない。なら自分で出すしかない。』と中屋が自分でレーベルを立ち上げるところから始まった。





共同プロデューサー兼アレンジャーに、マルチプレーヤー兼エンジニアでもある現メンバーの須藤俊明(MSN、奇形児、EP-4…etc)を迎え、それまでの、『打ち込みの上からオーバーダビング』というカラオケ方式の製作方法を一切取らず、全パートほぼ生演奏に置き換えることに成功。また、松江潤(現:誰でもエスパー、スネオヘアー他いろいろ)、mahi-mahi(From MSN:Sax,Flute)、ホカダナオミ(exマドモアゼルショートヘア、夜来香)とバンドと縁の深い実力派ゲストも招き、若いメンバーの確かな演奏を強力にサポート兼バックアップするという形で、ここに20周年の総決算というべき、『ゴージャスではあるが、正にバラバラなジャンルの曲調を、ナスカ・カーという一つのバンドの中で統一感を持たせてアルバムとして完成させた』自信作が完成した。一応ビートルズで言うなら「ホワイト・アルバム」を目指したつもりなのだが、意表をつきまくりのムチャな性格の作品という所だけ似てしまったのは…まあ往々にしてよくあることです。

20年を経た現在のナスカ・カーならではの、聞きやすくてポップでハイテンション、それに加えて頭からケツまで様々な隠し味やトラップが散りばめられた最大級に聞き所の多い作品になっております。





Nasca Car 『最新録音盤』   
ナスカ・カー・レコーディングス / CD / NCR001 / 2013年10月09日 / 2,100円(税込)  




 

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    最新録音盤

    Nasca Car

    2013年10月09日 / CD / JPN

    2,200円(税込)

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