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これは強烈!!!!エチオピア産レアグルーヴの最高峰として知られるハイル・メルギアが「ダハラック・バンド」を率いカセットのみでリリースしていたエチオ・ファンクの傑作をCD/LPでリイシュー!!!!!!
ムラトゥ・アシュタケの片腕でありキーボード/アコーディオンのマエストロとしてエチオピアの首都アジス・アベバの音楽シーンにて八面六臂の活躍を続けていたハイル・メルギア。3,000USDオーバーで取引されるエチオピアン・インストゥルメンタルの最高峰 『Tche Belew with The Walias Band(1977)』 をリリースした後、新たな方向性を画策していたハイル・メルギアがダハラック・バンドを携えレコーディングしたのが本作『WEDE HARER GUZO(1978)』である。
ホテル専属バンドとして活躍していたダハラック・バンドのレンジの広い演奏技術がエチオピア音楽にファンクやジャズといった要素をもたらしたことで、スモーキーでありながらソウルフルなエチオピア音楽の特性はそのままに、よりダンサブルなサウンドへとエチオピア音楽を変革。リリースされた当時には大きな反響を得たというが、カセットONLYリリースだったこともあり、これまでほとんどのファンに知られてこなかった作品だ。
今回ATFAの手によりCD/LPにて復刻された本作は、そんなストーリーとは裏腹に、聴けば聴くほどに強烈、今まで知られていなかったのが不思議なくらい「今求められている音」が詰まっている驚愕サウンドのオンパレード。過去と現在の「エチオ・グルーヴ」をつなぐという意味でも強烈な印象を残してくれる作品である。
HAILU MERGIA & DAHLAK BAND / ハイル・メルギア & ダハラック・バンド