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記念すべきチン・マイアの初LP(1970)。ジョーヴェン・グアルダに端を発しながらも不遇の時代をすごした後アメリカのソウル・ミュージックに開眼。ソウル・ミュージックへと傾倒したというチン・マイア。1968年にシングル・デビューし徐々に人気を獲得し、このデビューLPで多くのヒット曲を生み出すこととなった。パワフルなヴォーカルに華やかなコーラスが添えられる"CORONE ANTONIO BENTO"にはじまり、ミッド・テンポのファンク"CRISTINA"、"PEDRE CICERO"といった楽曲、そして"PRIMAVERA(VAI CHUVA)"、"AZUL DA COR DO MAR""EU AMO VOCE"といったブラジル音楽ファンならば誰もが耳にしておくべきクラシックを収録。またムタンチスと同時期のPOLYDORレーベルからのリリースということもあり、どこかサイケデリックな点も昨今あらためて評価が高まっている理由として挙げられるだろう。ブラジル音楽を聴くうえではずせない歴史的一枚をアナログで入手できる、実に嬉しい復刻である。
今回のLPリリースはこちらの3種
TIM MAIA / チン・マイア