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前衛ショーロユニットとして一世を風靡したノ・エン・ピンゴ・ダ・アグアの久々となるNEW RELEASEはBISCOITO FINOから。いまから100年前に生まれたサンバ第一号「電話で」を筆頭に、サンバ100周年にまつわるレパートリーを取り上げた内容。カイミやノエル・ホーザをはさみ、モアシール・サントス、ジョビンに至るまでの流れはブラジルで「サンバ」という音楽が示す音楽観の幅広さを感じる。久々の新譜とはいえ、それぞれの演奏、アンサンブルもバッチリ。Celsinho Silva (per)以下、Mario Seve (sopros), Rodrigo Lessa (Bandolim, Violao de Aco), Rogerio Souza (Violao)による洒脱でありながらコンパクトにスイングするアンサンブルは現行ショーロno.1だろう。
NO EM PINGO D'AGUA / ノ・エン・ピンゴ・ダグア