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今最も良心的なブラジル音楽を提供するレーベルFINA FLORが共に南部出身、現在リオで活躍するミュージシャンNina Wirtti(vo)とLuis Barcelos(10弦バンドリン)による双頭名義作品をリリース。Nina Wirttiの前作は、アロルド・バルボーザ、ノエル・ホーザ、ギリェルミ・ヂ・ブリート、ルピシニオ・ホドリゲスといった古き良きサンバを可憐にリヴァイバルさせつつ、マルコス・サクラメント、ウィルソン・モレイラといった現代のサンバまでも取り上げた作品で日本でも好評を得た。一方のLuis Barcelosは10弦バンドリンを演奏するショーロ系ミュージシャンで、リオのサンバ/ショーロ系作品に多く参加する最重要人物である。そんな2人による本作品「CHÃO DE CAMINHO」は、二人が根ざすサンバ/ショーロ的な息遣いを見せつつも、余白を大切にするようなシンプルで透明感溢れるサウンドが実に心地よい。ゲストにとしてNinaの兄弟であり天才7弦ギタリスト、ヤマンドゥ・コスタとのデュオ作品や、アミルトン・オランダ、ニコラス・クラシッキなどリオの第一級のアーティスト達の作品に参加するギターリスト、ベーシストのGuto Wirttiが参加している。
NINA WIRTTI & LUIS BARCELOS / ニーナ・ウィルチ & ルイス・バルセロス