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1936年、ブラジルはクリチーバ生まれの作曲家、ピアニスト、ジョシー・ヂ・オリヴェイラが1981年にリリースした現代音楽アルバムがイタリアのレーベル「Blume」から単体リイシュー。
幼い頃からコンサート・ピアニストとして活躍し、ストラヴィンスキーやジョン・ケージとも共演するなど、早くから才能を発揮していた才女だったジェシー。サンパウロではロシアうまれの音楽家Joseph Kliassに、パリではMarguerite Longに、そしてセント・ルイスではRobert Wykesに学ぶなど、現代音楽の世界で目覚しい活躍をみせる。指揮者であるEleazar de Carvalhoとの結婚生活を終えると、セント・ルイス、そしてリオ・デ・ジャネイロの2箇所をおもに活動拠点とし、自身の演奏活動だけでなく4冊の著作を残し、Brazilian Academy of Musicの一員として、アカデミックな世界でも多くの実績を残していった。1950年代後半以降、ボサノヴァが勃興しブラジルのポピュラー音楽が大きく変化を遂げていった流れがブラジル・ポピュラー音楽の歴史だとすれば、彼女の活動はそれと平行して行われていたブラジル・クラシック音楽の歴史ということも出来るだろう。近年ブラジルでもその功績を再評価する流れがあり、公共サービス系レーベルSESCから彼女の作品がリリースされている。
さて本作「声、そしてアコースティック&エレクトリック楽器のための物語」と題された本作は、1981年、ジョシーが同郷ブラジル、そして北米の音楽家たちと制作した作品である。倍音成分多めの連続した歌声が徐々に変化しながらパーカッションとアンサンブルを構築していくA1、そして霊性すら漂うジョシーのピアノ独奏A2はもともとテープで録音されたもの。4台のピアノ (ピアノ、オルガン、アンプリファイド・ハープシコード、アンプリファイド・ピアノ)によるA3、声明やラーガといった東洋のヴォイス・ハーモニーに影響を受けたという声の連なりとヴァイオリン、ベース、パーカッションが絡み合いうごめくB1。
キース・フラートン・ホイットマンが "lost Tropicalia / Psych / free-Vocal / Ring-Modulator freakout / jam hybrid that you’ve only dreamt about!" と評したという、ブラジリアン・アヴァンギャルドの最高峰。レッドカラーのヴァイナルは限定とのことですのでお見逃し無く!!!!!
■ Edition of 300 pressed on red vinyl. including printed inner sleeve housing a Nagaoka anti-static record sleeve, plus an original insert that functions as Obi as well.
JOCY DE OLIVEIRA / ジョシー・ヂ・オリヴェイラ