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フィンランド出身、現在はドイツのベルリンをベースに活躍するサキソフォニスト、ジミ・テナーの最新7INCHが登場。ハイル・メルギアなどアフロ・レジェンドから現行のミュージシャンまでを、まるで70'Sのようなヴィンテージ感たっぷりのサウンドでリリースする「PHILOPHON」レーベルからということで、本作も「ジミ・テナー??? ガーナのハイライフ系ミュージシャンかな...?」などと聴き間違えてしまいそうですが、れっきとした2018年作品。熱いブラス・アンサンブルとやたらクールなエレキ・ギター、ジミが近年活動拠点にしているというベルリンらしいミニマリズムやメランコリアも感じられるハイライフのSIDE-A、ジュジュっぽいリズムを採用したよりダンサブルなSIDE-Bは今年リリースする予定のジミの新作に収録予定の同曲を短くしエディットしたものとのこと。否応なく押し寄せるリズムとコズミックなシンセ、教会音楽的な厳かさまで感じさせるコーラス、バラフォン?のようなサスティーンの短い打楽器によるソロ・パートも挟むなど、なかなかどうして、聴けば聴くほどズブズブとはまってしまいそうなキラーチューンです。PHILOPHONレーベル、やはりイイ意味でまともじゃないですね!
JIMI TENOR / ジミ・テナー