マルチナリア、ホベルタ・サー、テレーザ・クリスチーナ、アナ・コスタ・・・そしてマリア・ヒタもサンバが新譜。でも・・・実は、まだまだ深~いところに、それはそれは素敵なグループがいるから、サンバ・ラヴァーは止められない。 そこでオススメするのが、この「グルーポ・マダレーナ」。サンパウロで活躍するインディペンデント・ユニットだ。可憐な♀vo.リヴィア・ベルチーニ嬢をフロントに、ガット・ギター、カヴァキーニョ、そしてパーカッション×3の6人組。スタイルとしては、軽快なサンバ・ムーヴメント「パゴーヂ」で使われる独特のパーカッションを用いたライト級サンバ・サウンド。巧みなコーラスで知られるグループ「Arranco De Varsovia」も同じスタイルのサンバを紡ぐが、このマダレーナは、もっとシンプルで、ヴォーカル/ソリストの妙を際立たせる素直なアレンジが持ち味。Sururu Na Rodaのサンパウロ版という感覚に近い。