チャノ・ドミンゲスの新作に心をいれ込んでいる最中だ。何気ない仕草に参っている。タイトル曲が淡々と始まりじわりじわりとその魅力が忍び寄ってくる。2曲目の「ACERCATE MAS」ではやや軽めにコンガが入るラテン調の曲。このコンガ入りがいいのだ。というか好き。かつてはビリー・テイラー・ウィズ・CANDID(PRESTIGE PRLP-7051)のMAMBO INNを聴いてコンガ入りの虜になった。RED GARLAND のMANTECAとかHORACE PARLANのHEADIN' SOUTHではRAY BARRETTOが参加していたトビきりの作品だった。4曲目は「CUANDO VUELVA A TU LADO」という表記だが、「WHAT A DIFFERENCE A DAY MAKES」だ。この曲がこうやって演奏されてこそその本質が表面化するであろうとボクが勝手に思っている演奏が展開されている。「SOLAR」は少し平凡、とボクが勝手に思っているがその次の「AFROBLUE」が、またまたチャカポコ入りで、激しく素晴らしいのだった。
