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■アルゼンチン音楽手帖掲載品■
ジスモンチ、エルメートに比肩するアルゼンチンの鬼才であり、キャリアを通じて南米音楽の再構築を追求するネオ・フォルクローレシーンの女流作曲家/ピアニスト、ノラ・サルモリアが新プロジェクト「Orquesta de Musica Sudamericana」(オルケスタ・ムシカ・デ・スダメリカーナ)での作品を発表!
今注目を集めるアルゼンチンのフォルクローレ・シーンの先駆者的存在であるのがノラ・サルモリアだ。キケ・シネシ、リリアナ・エレーロらと1995年に発表した1stがここ日本でもガイドブックに取り上げられるなど大きな評判を呼び、その後もコンスタントにアルバムを発表。現在までに7枚のアルバムを残している。ピアノの連弾、ジャズ・トリオといったシンプルな作品から、管を加えた室内楽的編成まで、多彩な作品を発表してきたが、摩訶不思議な世界に迷い込むようなアレンジにて南米音楽を多彩な側面から表現するという作風は常に一貫しており、何よりもその圧倒的な世界観がもたらす説得力の高さは、ジスモンチやエルメート・フォロワー的な存在として常に注目の的である。
そんな彼女の気になる最新作は、前作プロジェクト「Amaranto」でより鮮明になったオーケストラ的な側面が更に強まった大所帯作品。ヴァイオリン、チェロ、クラリネット、ソプラノ&アルト&バリトン・サックスからピアノ、ベース、アコーディオン、バンドネオン、パーカションなど、総勢20人近いメンバーによる、タイトルどおりの「南米音楽楽団」での録音だ。エルメート(m1)、に始まりジスモンチ(m10)、エドゥアルド・マテオ(m5)といった御馴染みの鬼才名曲を換骨奪胎的解釈に始まり、ペルーの偉大なる作曲家ダニエル・エスコバルの哀愁漂う名曲(m2)、アルゼンチンのクラシック作曲家ペドロ・サエンス曲(m9)など、通好みな名曲までをユニークにカバーするノラ・サルモリア流南米音楽一大絵巻!エモーショナルかつ端正なオーケストラの演奏、ノラ・サルモリアの奔放なピアノ/スキャットも素晴らしく、スタート・ボタンを押せば溢れんばかりの音楽的豊かさに包まれる・・・。そんなえも言われぬ幸福が訪れること間違いなしである。
カルロス・アギーレ、アカ・セカ・トリオらフォルクローレ新世代アーティストや、またジスモンチ、エルメートさらには菊池成孔とペペ・トルメント・アスカラールあたりにも通ずる、21世紀ならではの南米音楽として新たな境地に達したノラ・サルモリアの最新プロジェクト。アルゼンチン音楽ファンならずとも、新たな価値観を求めるリスナーの方、そして小難しいこと抜きに天真爛漫かつユニークなノラ・サルモリアの音楽を楽しみたい方にまで、とにかく色んな方々に聴いていただきたい大傑作だ。
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ORQUESTA DE MUSICA SUDAMERICANA / オルケスタ・デ・ムシカ・スダメリカーナ