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電球まで持ってオネエちゃんがコードに絡まっちゃうほどのツイストぶり!!
ムーディーながらツイストするB級レコーディングはやはりメキシコから登場。名義人としてクレジットされているアルヴァロ・ロペスなるドラム奏者は、若くしてメキシコのジャズ・セッションで下積みを経験し、USに渡りニュー・オリンズやマイアミ・ビーチで武者修行。メキシコに戻ってジャズのセッション・マンとして活躍し今に至る・・・とのこと。1962年に巻き起こったツイスト・ブームで、流行に乗じたアルバムを制作するにあたり白羽の矢が立ったのが、この多芸なドラマー率いる夜のツイスト・バンドだった・・・とでも言えそうだ。
レパートリーは当時のダンス・ホールで人気を博したナンバー思しきもので、メキシコ歌謡から、キューバのエルネスト・レクオーナ(#5)、ジャズ・スタンダードからはドナルド・バードの#2、そして映画音楽からはヘンリー・マンシーニの「ピーターガン」(#8)と、もはや素材は何でもアリ。そしてどこから聞いてももちろんツイスト全開なのは至極当然。イロモノ的な視点を排除すれば、実はこのドラム奏者はかなり巧くて芸達者。同じツイストでも、大技小技の緩急が冴えていて、瞬時のソロ/ブレイキングも完璧にやってのける。さらに合いの手で叫びを入れるフラヴィオなるシンガーのアクセントもなかなか。存在はB級そのものだが、かなりイイ仕事をしているのは聞けば納得。これもメキシコの知られざるミュージック・トレジャーの一端なのだ。62年MAYAオリジナル。
ALVARO LOPEZ