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グルーポ・サンタ・セシリアは、ヴォーカルのシェルコことセルヒオ・ルイス・フローレスを中心とした4人組ユニット。71年にラジオ出演の為にギルバート・オサリバンの「アローン・アゲイン」「クレア」をカバーし、一躍局地的な人気を博すこととなる。以降シェルコのオリジナルとUSポップスのカバーを武器に数枚のレコードをオルフェオン・レーベル残した、グローバル視点では超のつくカルト・バンドだ。今回めでたくCD化となるのは、1975年のアルバム「バイレ・エル・バンプ」。当初、バラード系のミディアム・ロックを得意としていたユニットが、満を持してノリ系ナンバーをメインに仕上げた1枚だ。
決して下手ではないのだが、オルガン、ギター、ベース、ドラムの微妙なバランスと、ヴォーカルの一生懸命な投げやり感が、今となっては不思議とマニア心をくすぐるから面白すぎる。疎な質感のサウンドでハッチャけるバンビーなロックは、猛烈にスルメ的である。そして非BUMPのハイライトは2曲のスペイン語カバー。バリー・ホワイトの「You Are The First, My Last, My Everything」を捉えた#8は、どこかヤンチャで斜に構えた風情。そしてラストのスティービ・ワンダーの名曲「Don’t you worry 'bout a thing」は、エセなボサ・ノヴァ調にメイクアップ。なんちゃってソフト・ロックっぽさが、聞くほどにハマッていくから侮れない。これもメキシコ70'SのB級遺産に勝手に認定したくなる珍盤。ジャケットも安直でサイコーです。
GRUPO SANTA CECILIA