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ニューヨークの奇才、そしてアウトサイダー・ポップの象徴的存在GARY WILSONの2017年最新スタジオ・アルバムがCDリリース!
いまや新作から発掘作までが広く知れ渡り、NYアウトサイダー界の重鎮となったGARY WILSON。70年代NYの地下、NO WAVEやLOFTシーンへと繋がる異才中の異才として、ニューウェーヴからノイズ、サイケ、フリー・ジャズにディスコ、ファンク、メロウAORまでをARTHUR RUSSELLミーツPETER IVERSな感性でメルティング・ポットにぶち込んだ上にフリフリ撹拌して仕上がったドロドロ音塊を気が向いたときに気が向いたままにズレたグラサンとともに垂れ流したカルトすぎる彼の、2017年スタジオ・アルバム。
近年はNYあたりでともに金曜日を過ごしたりクリスマスを過ごしたりひとりの夜を迎えたりといった活動に留まっていた彼ですが、遂にようやく本来の居場所であるアウター・スペースへと飛び立ちました。宇宙音といえばの定番テルミンらしき音が漂う文字通りの帰還ソング"BACK TO WHERE I BELONG"、ようやくキスしてる相手がマネキンだと気付いたストレンジ・ポップ・ソング"GARY KISSED A MANNEQUIN"、アヴァンギャルド・ポップ・SFライブラリー・スペースエイジ・ジャズな"WEIRD WORLD, PT. 1"、"PT. 2"、二次元の嫁を愛するオタクのような"YOU'RE THE GIRL FROM A MAGAZINE"、火星女子にぴったりのララララ・ソングの新定番"SHE'S THE GIRL FROM MARS"、ちょっくらヒッチハイクで天の川行ってさと軽~いノリの"LET'S GO TO MARS"などなどなど、いつも以上にポップ度の高いニューウェーヴィでローファイ・ファンクな傑作に仕上がっています。
GARY WILSON / ゲイリー・ウィルソン