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これは仰天!世界一独特と言っても過言ではない強烈な個性を備えた南アフリカのニュー・ウェイブを集めたコンピレーションが登場!
南アフリカといえば、これまではンバクァンガやズールーといったジャズやジャイブの影響を受けた音楽、最近ではクワイトといったハウスの影響を受けた音楽がここ日本でも紹介されてきた。しかし今回コンパイルされたのは、2006-2009の間に録音されたシャンガーンと呼ばれる独特の音楽。なんと本CDが南アフリカ以外でリリースされる初めてのシャンガーン・アルバムだそうである。ズールーをベースに、マリンバやオルガンのチープな音と打ち込みを中心に構成される独特の軽妙さ、そして非常に早いテンポで延々進んでいくサウンド。キューバ音楽やファンクなどとの親和性を語られるアフリカ音楽であるが、シャンガーンはテクノロジーと音楽的先進性が期せずして結びついた音楽、例えるならばニューウェイブやダンスホール・レゲエ、バイレ・ファンキといった音楽に似ているといえるだろう。しかし一方でそれらとは一線を画す強烈な個性が備わっているのも事実。掘りつくされたとも言われる世界の音楽であるが、一聴すれば、まだまだ面白い音楽が存在することに気付いていただけるであろう。好奇心旺盛なリスナーのみならず、DJの方々にも是非聴いていただきたい個性に溢れたコンピレーションである。
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V.A. (SHANGAAN ELECTRO)