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再入荷!ジョアナ・ケイロスも所属する管楽器セクステット、グルーポ・インヴェントの1stアルバム。
結成7年のユニットで、ミナス新世代のブレインとして活躍する若手ソリストの研ぎ澄まされた感性が結実した唯一無二のアンサンブルを構築。エルメート・パスコアル、エグベルト・ジスモンチ、イチベレといった彼らの音楽背景に大きな影響を与えたミュージシャンの作品も見事に消化。
新世代ブラジル音楽シーンの中核をなす女流クラリネット奏者/作編曲家=ジョアナ・ケイロスによる管楽六重奏「グルーポ・インヴェントス」。メンバー6人はいずれも作曲家であり編曲家、そして複数の楽器をマスターするマルチ・インストゥルメンタリストというエリート集団。ともに音楽活動をするようになってから既に7年が経過、それぞれの音楽的才覚を磨きつつ作り上げていった音楽を一つの形に纏め上げたのが1stアルバムとなる本作である。
ヨーロッパ起源のクラシック音楽の影響からか、いまだ管楽器によるアンサンブルの伝統がオーケストラにおいて色濃いのがブラジル音楽の伝統だ。本作で聴ける楽曲群は、まさにそういったブラジル音楽の伝統を継承しつつ、インヴェント=発明という意味をグループ名に冠する通り、他に類を見ない手法にてその音楽的可能性を拡張していく実験的かつ創造的な試みだ。
楽曲はメンバーのオリジナル曲が大半を占めるが、中には"Palinha pra Joana(Hermeto Pascoal)" ,"Choro(Egberto Gismonti)", "Realejo(Itiberê Zwarg)"といった偉大なる先人の楽曲を採用。ブラジル音楽をイノヴェイトし続ける姿勢がそのレパートリーからも明快に示されている。
ジャズの本質はソロ・パート=個人の表現というのに対し、いわゆるバップ以前の主流であったスウィング時代の音楽、カウント・ベイシーらビッグバンド時代のアンサンブルが、ブラジルにおいては根強い人気を保ち続けている。マリア・シュナイダーのようなジャズ・オーケストラへの評価の高まりや、NYのトップ・ジャズ・ミュージシャン達が頻繁にブラジルの楽曲を取り上げるという一つのトレンドと、エルメートやジスモンチを継承する新世代ブラジル音楽シーンがコンテンポラリー・ジャズに傾倒するという双方向からの接近は、アメリカ本国のジャズとは別の流れで、長年スウィングの伝統を独自に発達させてきたブラジルの音楽が、再びジャズと混淆していくかのようにも見て取れる。
冒頭"Coletâneas"の後半に現れるふと気の休まるようなコーラスを聴くと、彼らの音楽的探究心が、あくまで常に歌心を忘れないブラジルらしさの上に成り立っていることに気付くだろう。本作は「進化と秩序」を重んじる、まったくもって正統なブラジル音楽でもあるのだ。
■ブラジル・インストゥルメンタル・ミュージック・ディスクガイド掲載品■
ミナス新世代との共演でも知られるリオ生まれのクラリネット奏者= Joana Queiroz を中心とした管楽六重奏の唯一作。メンバーはいずれも作曲家であり編曲家、そして複数の楽器をマスターするマルチ・インストゥルメンタリストというエリート集団。ブラジル音楽の伝統でも在る管楽アンサンブルの伝統を継承しつつ、インヴェント=発明という意味をグループ名に冠する通り、他とは違った手法でその音楽的可能性を拡張していく実験的かつ創造的な試みが楽曲ごとになされている。
(ディスクガイド・レビューより)
■GRUPO INVENTOS■
Joana Queiroz: clarinet, bass clarinet,tenor sax, and Voice,
Victor Gonçalves: Alto Sax,Soprano Sax, Accordion, Piano and Voice ,
Thiago Queiroz: Baritone Sax, Alto Sax, Flute and voice,
Yuri Villar: Tenor Sax, Soprano Sax and Voice,
Jonas Correa: Trombone, Bass Trombone and Voice
Pedro Paulo Junior : trompa de marcha , Voice
ミナス特集のNEWSはこちら http://diskunion.net/latin/ct/news/article/2/39421
GRUPO INVENTOS / グルーポ・インヴェントス