パット・メセニー・グループ他当代数々のタレントに起用されるA. サンチェス第二弾D. サンチェス、M. ゼノーン二管での超強力ライブ盤!! ”このバンドは特別なものになっていくと感じていたから、そのピークの音を記録しておきたかった”とは、この作品のリーダーであるアントニオ・サンチェスの言葉。アントニオ・サンチェスと言えば、現代において最高峰のドラマーの一人であることは疑いないでしょう。あのパット・メセニー・グループのレギュラー・ドラマーを務めており、今は亡き、マイケル・ブレッカーの最晩年アルバム、チック・コリアの作品に迎えられているのもなによりその証!本作は、二枚目のリーダー作。第一作のようなパット・メセニー、チック・コリア、といった大御所のゲスト参加は本作には、ないものの、ダヴィッド・サンチェスそして、ミゲル・ゼノンといった強力なサックス2人を揃えての、強力作。上記の言葉が示している通り、これがサンチェスのレギュラーの大きな柱であり、ライブならではのスリリングさといったら、さすがの一言です。 NY でピアノレス二管といえば、ユルリとしたトリスターノ派的なブルックリン一派の音を思い起こす節もある昨今ですが、このメンバーは、終始パッショネイトな演奏。しなやかかつ、パワフル、かつ、小技も利いたドラミングに、縦横に絡まっていくスコット・コリーのベース、そこにダイナミックに絡むダヴィッド・サンチェス、アルトならではのテンション感で切れ込むミゲル・ゼノン。矢継早なソロの応酬の中で、物語的な構成も伴って、変貌自在に展開していくオープニングから正に圧巻!特に、ゼノーンのこのソロ、さすが、ブランフォードが認めた才能です。2008 年10 月2 日から5 日、NY Jazz Standard での録音。ライブならではの、今日本にいると忘れてしまいそうな・・”これぞジャズ!的熱さ”を感じさせてくれるアルバム!です。(新譜案内より)
■Antonio Sanchez(ds), Scott Colley(b), Miguel Zenon(as), David Sanchez(ts)
