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『ディア・ハンター』で世界的な注目を浴び、『天国の門』で伝統あるハリウッドのスタジオを消滅させたマイケル・チミノ。70年代~90年代アメリカ映画の光と影を一身に背負った映画監督のすべてがこの1冊に。
190ページ
◆ある新人監督の誕生──監督第一作『サンダーボルト』(74)まで
幼少期から学生時代/テレビコマーシャルの演出家/ハリウッド映画の脚本家に/『サンダーボルト』/『水源』とそのほかの頓挫企画
◆『ディア・ハンター』
・あらすじ
・解説
発端/ロケハンと脚本執筆/ロバート・デ・ニーロとヴィルモス・ジグモンドの参入/ジョン・カザールとメリル・ストリープ/撮影開始/操作された「リアリティ」/もう一つの「リアリティ」/タイでの撮影/ロシアンルーレット/非職業俳優たち/チミノの演出法/編集作業と『ゴッド・ブレス・アメリカ』/公開後の反応
◆『天国の門』
・あらすじ
・解説
題名の由来/見直し論的西部劇/視覚的リアリズムの追求/『ディア・ハンター』との連続性/音楽/円運動/ジョンソン郡の戦い(事件発生の前提/ワイオミング家畜飼育業者協会(WSGA)の結成/計画の実行/ネイト・チャンピオンの死/包囲戦/逮捕と拘留/対立するイデオロギーと事件の持つ政治的意味/「ジョンソン郡の戦い」とさまざまなフィクション作品)/『天国の門』の製作(マイケル・チミノへのインタヴュー/ヴィルモス・ジグモンドの談話/撮影現場レポート)/撮影素材の編集と複数の「完成版」/ユナイテッド・アーティスツの終焉とハリウッドメジャー・スタジオの変化
・『天国の門』の出演者たち
◆『天国の門』(80)の失敗を経て──『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』(85)以降
一九八〇年代前半の頓挫企画/『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』/一九八〇年代半ば頃の頓挫企画/『シシリアン』/一九八〇年代末期~一九九〇年代前半の頓挫企画/『逃亡者』/『心の指紋』/一九九六年以後の頓挫企画/“新生チミノ”をめぐる醜聞/『天国の門』二つの修復版製作とチミノの“名誉回復”
主要参考文献
マイケル・チミノ フィルモグラフィ
遠山純生