まずは近しいところから現存するテナー奏者の代表、エリック・アレキサンダー参加の「ONE FOR ALL」‘０３年のオススメ作品です。バップの流れを汲んだN.Y.ジャズ・スタンダードのオールスター的メンツで、エリック・アレキサンダー(ts)、ジム・ロトンディ(tp)、スティーブ・デイビス(tb)、デヴィット・ヘイゼルタイン(p)、ピーター・ワシントン(b)、ジョー・ファンズワース(ds)の６人から成るユニット。モダン・ジャズの歴史を作った先人達への敬愛を感じられる中にも、新鮮な解釈と表現が聴き手の感情の昂ぶりをそそります。今作ではスティ−ブ・デイビスの活躍が目に止まるのでは。内容はＪ・コルトレーンの名曲やＢ・バカラックのカヴァー等も演ってますが、＃１、＃５、＃６のオリジナル曲が聴き所だと思います。
ERIC ALEXANDER(ts),JIM ROTONDI(tp,frh),STEVE DAVIS(tb),DAVID HAZELTINE(p),PETER WASHINGTON(b),JOE FARNSWORTH(ds)
