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ジ・エクスタシー・オブ・セイント・テリーサ(以下EOST)が、他のマイ・ブラッディ・ヴァレンタイン・フォロアー達を凌駕している点は、“Loveless”以降確立した轟音ギター・サウンドを見事に体現しただけでなく、それに留まらず「轟音の壁の先」を志向した点にあるのではないでしょうか。…EOSTの、デビューから今日までに至る音像の軌跡を追ったベスト盤が遂に登場しました。前半1〜6曲目までは聴く者のカタルシスを促進させる轟音ギター・ノイズの連続ですが、後半7曲目以降はそのスタイルをガラリと変え、ラップトップ・サウンド主体のエレクトロニカ的楽曲へと変容します。EOSTにおいて、特筆すべきは前期のギター・サウンドよりもむしろ後期のエレクトロニカ・サウンドで、ラップトップ上に規則的・不規則的に散りばめられた電子美音がフラクタルな螺旋を描き、ヴォーカルのカテリーナ嬢の魅惑的な「唄」が響き渡る様は、まさに「轟音の壁の先」に広がるもう一つの「愛なき世界」。号泣です。…93年出演のジョン・ピール・セッションのライヴ音源3曲を含んだ全15曲入りで、映像もあり(CD-ROM)、中心人物ジャン氏自ら執筆の詳細ライナー付きと、お徳用盤になっています。最近、キラキラ感不足の皆様、必聴です!
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