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サンフランシスコ・ジャズ・フェスティヴァルの為に2004年から結成されたオールスター・ユニット。ジョシュア・レッドマンがアーティスティック・ディレクターを務め、巨匠ボビー・ハッチャーソンを中心に若手スターが集結。このCDの音源である2004年のライヴに参加したジョシュ・ローズマン、ロバート・ハースト、ブライアン・ブレイドに変わって、2005年はマット・ペンマン、エリック・ハーランド、アイザック・スミスが加入しています。毎回、1960年代以降の偉大なモダン・ジャズの作曲家をテーマに選び、後は参加メンバーの全員のオリジナル新曲を1曲づつ持ち寄り、3週間のワーク・ショップを重ねたのち、ライヴに挑むと言う。
今回は「偉大な作曲家」にオーネット・コールマンを選び(オーネットの楽曲は全てギル・ゴールドステインがアレンジを担当している)、後は各メンバーのオリジナル曲。本来はオーネット6曲に、オリジナル8曲を演奏した3枚組の限定自主制作ライヴCDとして発表されていた物ですが、こちらはそのダイジェスト版。オーネット3曲、オリジナル4曲を収録しています。
熱い。熱すぎる。複雑にして不思議なバランスを保った鉄壁のアンサンブルにまず度肝を抜かれる。切れ味鋭いドラミング、意外に豪快なピアノのバッキング、管楽器奏者達の渾身のブロウ、随所でユニット全体を引き締める貫禄のバイブソロとメンバー各自の聴き所も多く、限りない可能性を感じる一枚。
BOBBY HUTCHERSON(vib,marimba),JOSHUA REDMAN(ts,ss),NICHOLAS PAYTON(tp),MIGUEL ZENON(as,fl),JOSH ROSEMAN(tb),RENEE ROSNES(p),ROBERT HURST(b),BRIAN BRADE(ds)
新宿ジャズ館 中森禎道
SFJAZZ COLLECTIVE / SFジャズ・コレクティヴ
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