R-KORSAKOV:SHEHERAZADE / リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」/他

ERNEST ANSERMET エルネスト・アンセルメ

限定生産 / SACDハイブリッド盤

  • CD
  • 売切
  • (注文不可)

3,457円(税込)

※5,000円(税込)以上買うと送料無料!新品でも中古品でもOK!

  • 限定品
レーベル
エソテリック (ESOTERIC)
国(Country)
JPN
フォーマット
SACD
規格番号
ESSD90119
通販番号
1006623474
発売日
2015年03月10日
EAN
4907034219605
  • LINE

  • メール

商品詳細情報

★完全限定生産

ディスクユニオン等、特約店のみで販売します

精緻で色彩的な演奏で一時代を築いた名指揮者アンセルメ
スイスの名指揮者エルネスト・アンセルメ(1883.11.11-1969.2.20)は、ディアギレフ率いるロシア・バレエ団の指揮者として、ストラヴィンスキー「兵士の物語」「うぐいす」「プルチネルラ」、ファリャ「三角帽子」、プロコフィエフ「道化師」、サティ「パラード」などの20世紀前半の重要作を次々初演し、また何よりもスイス・ロマンド管弦楽団の創設者(1919年)にして音楽監督としてこのオーケストラを世界的な存在に育て上げたことで知られています。
1946年から専属契約を結んだデッカ・レーベルへの膨大な録音を行ない、フランス音楽、ロシア音楽、20世紀音楽、そしてドイツ・オーストリア音楽までを網羅。その中には、優れた録音技術(モノラル時代はffrr=full frequency range recording広帯域録音⇒ステレオ時代にはffss=full frequency stereo sound)と相俟って、LP時代に優秀録音として高い評価を得たものが数多くあります。
 
ロシア・バレエ団所縁の「シェエラザード」
当アルバムは、当シリーズでも2008年にSACDハイブリッドとして発売し好評をいただいた「三角帽子」と並び、数多いアンセルメの録音の中でも殊更評価が高く、アナログ時代を通じて「シェエラザード」の代表盤とされていた歴史的名盤です。1960年の録音で、アンセルメにとって1952年(モノラル)と1954年9月(ステレオ)のパリ音楽院管弦楽団との2種類の録音以来の再録音となったものです。ステレオ期のアンセルメ録音を一手に引き受けたプロデューサーのジェームズ・ウォーカーとデッカのステレオ録音の生みの親であるロイ・ウォレスが組んだ名録音でもあります。
 
また、「シェエラザード」は、アンセルメが指揮者として世界的な注目を浴びるきっかけとなったセルゲイ・ディアギレフ率いるロシア・バレエ団での活動とも所縁の深い演目であり、アコースティック時代だった1916年にアメリカ・コロンビアのためにロシア・バレエ団のオーケストラとともに行なった録音でも第1楽章と第4楽章の抜粋が含まれていました。これはアンセルメにとって生涯初めての録音となったもので、その意味でも「シェエラザード」はアンセルメにとって重要な作品であり続けたといえるでしょう。
カップリングの「ダッタン人の踊り」はLP初出時から組み合わせられていたもので、そのほかのロシア音楽の名品は1964年に録音された「Russian Delights」という小品集に含まれていたものです。
 
デッカが愛用した伝説の名ホール、ヴィクトリア・ホールにおける名録音
 
アンセルメとスイス・ロマンド管弦楽団によるデッカへの録音は、基本的にオーケストラの本拠地であったジュネーヴのヴィクトリア・ホールで行われました。19世紀にジュネーヴ駐留のイギリス総領事によって建立されたこのホールは、演奏会場として優れた音響を誇るのみならず、レコーディングの会場としても最適でした。録音技術に高い関心を持ち、録音セッションにおいてエンジニアに非常に協力的だったアンセルメの録音は当初から高水準で知られており、アンセルメが1954年5月、ヴィクトリア・ホールで行なわれたデッカによる初めてのステレオ録音のセッションに起用されたのも自然な成り行きでした。
 
そしてその時収録されたリムスキー=コルサコフの交響組曲「アンタール」以来、この伝説のホールで幾多の名録音が生み出されることになりました。ウィーンのゾフィエンザール、ロンドンのキングスウェイホールなどとともに、細部の音に至るまで明晰に収録しようとするデッカの録音ポリシーには理想的な会場で、そこでの録音は、オーケストレーションの綾や空間性を生々しく再現する骨太なデッカ・サウンドの代名詞ともなりました。
 
最高の状態でのSuper Audio CDハイブリッド化が実現
 
アンセルメの「シェエラザード」は、デジタル初期からCD化され、さらに2002年にはDECCA ORIGINALSで24bit/96kHzリマスタリングが行なわれていますが、今回は初のDSDリマスタリングとなります(2015年2月現在)。
 
今回のSuper Audio CDハイブリッド化に当たっては、これまでのエソテリック企画同様、使用するマスターの選定から、最終的なDSDマスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業が行われています。特にDSDマスタリングにあたっては、DAコンバーターとルビジウムクロックジェネレーターに、入念に調整されたエソテリック・ブランドの最高級機材を投入、また同社のMEXCELケーブルを惜しげもなく使用することで、貴重な音楽情報を余すところなくディスク化することができました。


【ディスク仕様】
SACDハイブリッド・ディスク
DSDマスタリング
SACD層:2chステレオ(マルチチャンネルなし)
美麗デジパック仕様



2015年3月10日・同時発売
ブーレーズ指揮
ストラヴィンスキー
《春の祭典》(クリーヴランド管)
《火の鳥》全曲版(シカゴ響)


ソングリスト

  • 1.リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」OP.35
  • 2.ムソルグスキー:歌劇「ホヴァンシチナ」より「ペルシャの女奴隷たちの踊り」
  • 3.グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
  • 4.ボロディン:歌劇「イーゴリ公」から「ダッタン人の娘たちの踊り」、「ダッタン人の踊り」