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レーベル
ATELIER SAWANO
国(Country)
JPN
フォーマット
CD
規格番号
AS145
通販番号
1006811947
発売日
2015年09月11日
EAN
2299990068513
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商品詳細情報

そこには楽しさや懐かしさ、温かさや切なさ… 美しい月夜の情景が織り込まれている。
ふわりと薄い月浮かぶ宵のうち、たなびく音色が夜の気配を連れてきた。星くずを刻むドラムは低い弦音に寄り添い、ピアノから紡ぎだされる旋律が全体に月影を織り込んでいく。美しいコード進行と繊細な音の積み重ねで、気付くとすっかり夜の世界に引き込まれていた(M1)。前作『Starlight Reflection』から2年、ドイツのピアニスト、ウォルター・ラングがふたたび物語のページを開く。そこには楽しさや懐かしさ、温かさや切なさ……13の『Moonlight Echoes』が映し出されている。
 
今回もサイドにはベースのトーマス・マックソンとドラムのセバスティアン・メルクが起用され、絶妙のバランスをもって背景を、時には前景を色付ける。確かな技量と音楽性を持ち合わせたピアノは、信じられないくらいのさり気なさで貴重な音を紡ぎだす。
 
コール・ポーター作の「Every Time We Say Goodbye」は、旋律と和声が溶け込むバラードナンバー。一音たりとも無駄がなく、コントロールされたサステインペダルの使い方も印象的だ。“長調なのに切なく聴こえる”という実際の歌詞の一節を体現した、月夜らしい風合いに仕上がっている。「Semana Santa」は一転して、スパニッシュスケールが胸躍るオリジナル曲。鍵盤から指を離すときは空気を切るように、歯切れよく瑞々しいダイナミクスがなんとも楽しい。力みがないのに迫力もあり、まさに情熱的な月夜を映し出した演奏だ。
 
ウォルター・ラングは人の心に明かりを灯すピアニストだ。聴き手はこのアルバムの、このどこか懐かしい温かみをきっと大切にしたくなるだろう。
 
Text by 小島 万奈 (メーカーインフォより)
 
■Walter Lang : piano
Thomas Markusson : bass
Sebastian Merk : drums

ソングリスト

  • 1. Sete Aneis
  • 2. I Didn't Know What Time It Was
  • 3. Every Time We Say Goodbye
  • 4. Danca Da Fita
  • 5. Alone Together
  • 6. Before the Storm
  • 7. What Makes the World Go 'Round
  • 8. Well, I Thought So
  • 9. Alberti
  • 10. I've Got the World on a String
  • 11. Semana Santa
  • 12. Where or When
  • 13. When the Day Is Gone