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ヨーロッパが誇る名ジャズ・ピアニスト、エンリコ・ピエラヌンツィがフランスのBonsai Musicに録音した注目のトリオ新作!
CAM Jazzとの独占契約の解除を選択して以来、創作意欲のわき上がるまま、様々なレーベルで作品をリリースしているピエラヌンツィですが、活動の勢いはとどまることがありません。
本作は、数あるプロジェクトの中で、クラシックとジャズの融合を図った一作。
世の中に、クラシックとジャズの融合を図る演奏は、数少なくありませんが、ピエラヌンツィの作品はそれらと一線を画すものがあったといえます。
そんなピエラヌンツィが、今回は、自らのジャズ的な世界を主に置き、クラシックの素材をとりいれた作品に挑戦。
ドビュッシー、サティ、バッハ、シューマン、クープラン、リストといった作曲家の楽曲を選曲。
耳馴染みの名曲のメロディは、一聴して流麗なピアノ曲の世界に誘います。
しかし、今回は、トリオ・フォーマットでリズム・セクションも加わり、ジャズ的色彩も濃く、即興演奏も完全ジャズ。
スウィンギーな4 ビート/ ピエラヌンツィらしいスロウな8 ビートに切り替われば、演奏は、ジャズ・ピアノ・トリオとしてのエンリコ・ピエラヌンツィの世界全開!の魅力になります。
特に、ドラムには長年の朋友、アンドレ・チェカレッリ、ベースにはフランスのジャズ界を若き日より支えたディエゴ・アンベール。
そのリズム・セクションの繰り出すリズムは、ある時はピエラヌンツィの世界に繊細かつニュアンス豊かに寄り添い、ある時は、テレパシーのような交感を見せ、パッションあふれる素晴らしいインプロヴィゼーションを見せて行きます。
その演奏には、Soul Note 時代から聴く人を魅了してきたイタリア人ピアニストとしてのメロディの美しさと抒情があり、また時折、フェリーニの映画にでも迷い混んだような楽しさもあふれます。
クラシック楽曲の演奏力、ジャズ奏者としてのアレンジ、即興、それらが美しく融合した演奏の数々。
ピエラヌンツィ・ファンの方の心をとらえること必至の演奏集です。(新譜インフォより)
■Enrico Pieranunzi(p)
Diego Imbert (b)
André Ceccarelli (ds)
ENRICO PIERANUNZI / エンリコ・ピエラヌンツィ