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現在も活動を続けるガイスターファーラーは、70年代後半にハンブルグにて結成するもファースト7インチ (79年) 発表後に結成メンバーであるホルガー・ヒラーがバンドを脱退してしまう。しかし、マシアス・シュスターを中心としてそのまま活動を続け、ジョイ・ディヴィジョン風のN.W. 作品となったN.D.W. (ノイエ・ドイチェ・ベレ)名盤 “Schatten Voraus”(80年) を発表している。そして翌81年にターゲスリヒト・スタジオで録音されたのが本作 “Fest der vielen Sinne” である。ここで奇跡が起こる。レッド・クレイオラことメイヨ・トンプソンが、ガイスターファーラーと出会ったのだ。どういう経緯かは知らないが、ガイスターファーラーが録音をしていた “Fest der vielen Sinne” にメイヨ・トンプソンがギターで参加、同年本アルバムにも収録されている ‘Madish Ahb'el’ を英Upright Recordsよりシングル・リリースしている。
N.D.W. の個性と言えるホルガー・ヒラーが脱退した後も名作級の作品を残したガイスターファーラーであるが、大幅なメンバー・チェンジを行ったサード・アルバム以降はサウンドも変化、初期ガイスターファーラーと言えるのは、本セカンド・アルバムまでになってしまった。ガイスターファーラーは今作で、前作ジョイ・ディヴィジョン的N.W. ロックの中に、リーダーのマシアス・シュスターがガイスターファーラーと平行しておこなっていたソロ作品でのミニマル・エレクトロ具合なども忍ばせた、時代を反映した混沌としたオルタネイティヴ・ロックを演っており、N.D.W. に留まらずN.W. 史の裏名盤と言える作品に仕上げている。
オリジナル・アルバムに加え、デモ音源を含むボーナス・トラックを5曲追加収録。

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