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宇並拓やラドゥ・マルファッティとの共演で知られるバスクの怪人マッティンが運営するレーベルWMO/Rから、かなり謎なマウリッツオ・ビアンキの作品がリリースされた。WMO/Rのサイトに、このCD (-R) の情報は無くフランツ・デ・ワードのレビューが掲載されている。フランツも困惑している様子だ。このCDには曲名すらない6曲が収録されているが、一番の長尺をほこる1曲目に戦慄を覚えた。ナチの演説 (フランツは、ラドルフ・ヘスと推測する) に、取りとめも無い奇形な電子音が絡みついた悪夢のような曲である。これは、明らかに千年王国に入信する以前のビアンキの姿ではないだろうか? 続く2曲目以降も、戦争を模したような腐敗した電子音が延々と繰り返されている。神経衰弱を招く危険極まりないファイナル・インダストリアルが蘇っている。
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