TCHAIKOVSKY: BALLET SUITES (SACD) / チャイコフスキー: 3大バレエ組曲 (SACD)

HERBERT VON KARAJAN ヘルベルト・フォン・カラヤン

限定生産 / SACDハイブリッド盤

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レーベル
エソテリック (ESOTERIC)
国(Country)
JPN
フォーマット
SACD
規格番号
ESSD90171
通販番号
CL-ESOTERIC-1007540234
発売日
2017年12月08日
EAN
4907034221936
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商品詳細情報

ESOTERIC特約店のみの限定販売
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2017年12月・2タイトル同時発売

カラヤン & ウィーン・フィル
チャイコフスキー
三大バレエ組曲
品番:ESSD90171
完売
マルタ・アルゲリッチ
ショパン
ピアノ・ソナタ第2番 & 第3番ほか
品番:ESSG90172

チャイコフスキー作品の魅力がこれ以上ないほど魅惑的に解読された、まさに耳のご馳走。
カラヤン&ウィーン・フィル、デッカ黄金時代の優秀録音、世界初ハイブリッド化。

■ESOTERIC ならではのこだわりの Super Audio CD ハイブリッド・ソフト
オリジナル・マスター・サウンドへの飽くことなきこだわりと、Super Audio CDハイブリッド化による圧倒的な音質向上で確固たる評価をいただいている ESOTERIC名盤復刻シリーズ。
発売以来 LP 時代を通じて決定的名盤と評価され、CD時代になった現代にいたるまで、カタログから消えたことのない名盤を高音質マスターから DSDマスタリングし、世界初の Super Audio CDハイブリッド化を数多く実現してきました。


■一時代を画したカラヤンのデッカ録音プロジェクト
ヘルベルト・フォン・カラヤン(1908~1989)こそ、レコード録音に対して終生変わらぬ情熱を持って取り組んだパイオニア的存在であり、彼が残した録音も SP時代からデジタル録音まで、膨大な量にのぼります。その長い音楽活動の中でカラヤンが一つの頂点を迎えたのは、1955年にベルリン・フィルの常任指揮者、翌1956年にザルツブルク音楽祭およびウィーン国立歌劇場の芸術監督に就任し、文字通りヨーロッパ・クラシック音楽界の「帝王」と目されていた時期でしょう。
録音面でも、1950年代初頭から継続しているロンドンでのフィルハーモニア管との EMIへの録音に加えて、1959年からはベルリン・フィルとはドイツ・グラモフォンへの、ウィーン・フィルとはデッカへの録音がスタートし、ちょうどステレオ録音が導入されて活気付いていたレコード市場を席巻する形になりました。
中でも、名プロデューサー、ジョン・カルショーとのコラボレーションによって、ウィーン・フィルと進められたデッカへの録音では、スタンダードなシンフォニーのみならず、ホルスト「惑星」のパイオニア的録音も含む多様なオーケストラ曲や綺羅星のような豪華キャストをそろえたオペラ全曲盤が続々と生み出されたのです。
その中から当シリーズではすでに「ドヴォルザーク:交響曲第8番&ブラームス:交響曲第3番」、R.シュトラウスの管弦楽曲集を Super Audio CD ハイブリッド化し、ご好評をいただいており、今回はその続編として、チャイコフスキーの三大バレエを世界で初めて Super Audio CD ハイブリッド化いたします。


■ウィーン・フィルとの蜜月を刻印した芳醇な響き
1960年代前半といえば、カラヤンとウィーン・フィルとの関係が急激に深まった時期でもあります。この時期のカラヤンはベルリン・フィルの芸術監督(1955年~)、ウィーン国立歌劇場とザルツブルク音楽祭の芸術監督(1956年~)を兼任し、ミラノ・スカラ座とも関係を深めるなど「ヨーロッパの音楽総監督」と称されていました。
1959年秋には日本も含むウィーン・フィルのアジア、アメリカ、カナダへの大規模な演奏ツアーに同行、1960 年にはロンドンのフィルハーモニア管弦楽団との関係が一区切りついたこともあり、ウィーン・フィルとは定期公演、ウィーン芸術週間やザルツブルク音楽祭での共演を重ねる
など、その芸術的な結びつきが強くなっていきました。1962年からはウィーン国立歌劇場の裏方従業員の待遇不満についての争議に端を発する内紛が巻き起こり、1964年には歌劇場の音楽監督を辞任するものの、コンサートでの共演やレコーディングは継続し、デッカでは「オテロ」(1961年)、「トスカ」(1962年)、「カルメン」(1964年)の全曲盤というビッグ・プロジェクトが相次いでいます。
当盤のチャイコフスキー「三大バレエ」は、1961年 9月録音の「くるみ割り人形」組曲と 1965年3月録音の「白鳥の湖」「眠れる森の美女」組曲を組み合わせたものです。
前者は、オペラ上演のスケジュールを縫って、約2週間の間に前述のドヴォルザークの第8番やブラームスの第3番、「ジゼル」、「惑星」など、5枚分のLPを収録したセッションでレコーディングされ、初出はグリーグ「ペール・ギュント」の抜粋とカップリングでした。
後者は名プロデューサー、ジョン・カルショーのデッカにおける最後のプロデュース・アルバムとなったものです。いずれもカラヤンの颯爽たる指揮に敏感に反応し、濃厚な響きで応じるウィーン・フィルの魅力が余すところなく捉えられています。



■カラヤンのLPでは定番の三大バレエ

カラヤンは特定のレパートリーを繰り返し録音したことで知られていますが、この三大バレエもまさにそうで、フィルハーモニア管とのモノラル録音以後、生涯にわたって4回ずつ録音を残しています。「白鳥の湖」「眠れる森の美女」についてはフィルハーモニア管と2回(1952年モノラル、1959年ステレオ)、ウィーン・フィル(1965年当盤)、ベルリン・フィル(1971年ステレオ)、「くるみ割り人形」はフィルハーモニア管(1952年モノラル)、ウィーン・フィル(1961年当盤)、ベルリン・フィル(1966年、1982年)とまるで、録音技術の進歩およびレーベルの変遷に合わせて再録音を果たしているかのようです。
特に「白鳥の湖」と「眠れる森の美女」は常に組みあわせて(ナンバーの選択も同じ)1 枚のLPにしていますが、カラヤンはこの 2曲の組み合わせをLPという 20世紀半ばに誕生した画期的な長時間再生フォーマットに収録するのに最適のレパートリーの一つと考えていたのかもしれません。時間的にも 26分と 22分とLP片面に収録でき、しかもバレエ全曲中の最もポピュラーなナンバーが絶妙な起伏をもって配されているあたり、聴かせ上手なカラヤンならではの演出といえるでしょう。
なお「白鳥の湖」で美麗な独奏を披露しているのはコンサートマスターのヨーゼフ・シヴォー(1931-2007、在任 1963-72)と首席チェロ奏者のエマニュエル・ブラベッツ(1909-1998)です。


■最高の状態での Super Audio CD ハイブリッド化が実現
デッカが 1950年代半ば以降ウィーン録音の根城としたゾフィエンザールは、響きの多さのみならず、演奏会に多用され録音のためには確保しにくいムジークフェラインとは違って、細部の音に至るまで明晰に収録しようとする同社の録音ポリシーには理想的な会場で、そこでの録音は、オーケストレーションの綾や空間性を生々しく再現する骨太なデッカ・サウンドの代名詞ともなりました。
セッションは、ゴードン・パリーとジェームズ・ブラウンがエンジニアを担当し、各所で花を添えるウィンナ・オーボエやクラリネット、ウィンナ・ホルンなど管楽器のソロやアンサンブルの魅惑的な音色、芳醇な弦楽パートの厚みと立体感、ピッツイカートの存在感、そしてハープの美しさなど、ウィーン・フィルの特徴的な響きを生々しく捉えています。
歴史的な名録音だけに、CD時代初期からリマスターされ、デッカ・レジェンドによる 24bit/96kHz リマスター盤としても発売されてきましたが、今回の Super Audio CDハイブリッド化に当たっては、これまで同様、使用するマスターテープの選定から、最終的なDSDマスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業が行われています。特に DSDマスタリングにあたっては、DAコンバーターとルビジウムクロックジェネレーターに、入念に調整されたESOTERICの最高級機材を投入、またMEXCELケーブルを惜しげもなく使用することで、オリジナル・マスターの持つ情報を余すところなくディスク化することができました。

【演奏者】
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
[4]ヨーゼフ・シヴォー(ヴァイオリン)、エマヌエル・ブラヴェッツ(チェロ)
指揮: ヘルベルト・フォン・カラヤン


【録音】
1961 年 9 月(7-14)、1965 年 3 月(1-6、15-19)ゾフィエンザール(ウィーン)

[LP 初出]SXL2308(7-14)、SXL6187(1-6、15-19)
[日本盤ステレオ LP 初出]7-14:SLC1185 (1962 年 11 月)、1-6、15-19:SLC1499~500 (1966 年 10 月)


[オリジナル・レコーディング]
[プロデューサー]ジョン・カルショウ
[レコーディング・エンジニア]ゴードン・パリー、ジェームズ・ブラウン(7-14)
[レコーディング使用機材]ミキシング・コンソール:デッカ製(7-14)、ジーメンス社(1-6、15-19)、マイク:ノイマン M50、KM53、KM56(7-14)、ノイマン M49、M50、KM53、KM56(1-6、15-19)
モニター・スピーカー:タンノイ社カンタベリー
モニター・アンプ:デッカ製(7-14)、クォード社 50(1-6、15-19)
デープデッキ:アンペックス/EMI 社製 TR90

[Super Audio CD プロデューサー]大間知基彰(エソテリック株式会社)
[Super Audio CD リマスタリング・エンジニア]杉本一家(JVC マスタリングセンター(代官山スタジオ))
[Super Audio CD オーサリング]藤田厚夫(有限会社エフ)
[解説]諸石幸生、藁科雅美
[企画・販売]エソテリック株式会社
 [企画・協力]東京電化株式会社


ソングリスト

  • 01. 「白鳥の湖」 情景[第1幕]
  • 02. 「白鳥の湖」ワルツ[第1幕]
  • 03. 「白鳥の湖」小さな白鳥たちの踊り[第2幕]
  • 04. 「白鳥の湖」情景と白鳥の女王の第2の踊り[第2幕]
  • 05. 「白鳥の湖」チャールダーシュ[第3幕]
  • 06. 「白鳥の湖」フィナーレ[第4幕]
  • 07. 「くるみ割り人形」組曲 OP.71a [1] 小序曲
  • 08. 「くるみ割り人形」組曲 OP.71a [2] 行進曲[第1幕]
  • 09. 「くるみ割り人形」組曲 OP.71a [3] 金平糖の精の踊り[第2幕]
  • 10. 「くるみ割り人形」組曲 OP.71a [4] トレパーク(ロシアの踊り)[第2幕]
  • 11. 「くるみ割り人形」組曲 OP.71a [5] アラブの踊り[第2幕]
  • 12. 「くるみ割り人形」組曲 OP.71a [6] 中国の踊り[第2幕]
  • 13. 「くるみ割り人形」組曲 OP.71a [7] あし笛の踊り[第2幕]
  • 14. 「くるみ割り人形」組曲 OP.71a [8] 花のワルツ[第2幕]
  • 15. 「眠れる森の美女」 序奏とリラの精[プロローグ]
  • 16. 「眠れる森の美女」 パ・ダクシオン(アダージョ)[第1幕]
  • 17. 「眠れる森の美女」 パ・ダ・カラクテール[第2幕]
  • 18. 「眠れる森の美女」 パノラマ[第2幕]
  • 19. 「眠れる森の美女」 ワルツ[第1幕]