クリスクロス初のバラード･アルバムではないでしょうか。ニューヨークを拠点に活躍するコンテンポラリー系ギタリストのジョナサン･クライスバーグ。2003年の｢Nine Stories Wide｣、2004年の｢New For Now｣に続く4年ぶりクリスクロス3枚目のリーダー作です。生ギター、電気ギターを使い分け、どちらも個性的で美しい音色でじっくり聞かせます。その響きの素晴らしいことといったら! ゲイリー･ベルサーチ(p)との神秘的なデュオ、ベースとドラムを加えたトリオ、どちらも最高です。前半はスタンダード、最後は｢Blue in Green｣｢Nefeititi｣｢Warm Valley｣の3連発!。間違いなく｢買い｣ですね。昨年のベストセラー｢ぐっすり眠れるジャズ｣のギター版としてもオススメします。まさに｢夜ジャズ｣です。(JAZZYELLより転載)
Jonathan Kreisberg(g),Gary Versace(p),Matt Penman(b),Mark Ferber(ds) Recorded in Brooklyn,NY on June 13,2008
