メモリースティック

九龍ジョー

ポップカルチャーと社会をつなぐやり方

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レーベル
DU BOOKS
国(Country)
JPN
フォーマット
BOOK
規格番号
DUBK092
通販番号
DUBK092
発売日
2015年02月06日
EAN
9784907583378
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商品詳細情報

インディペンデントな手法で世界を切り拓く音楽家や映画人、若者のリアリティを切り取る芸術家や演劇人たち、
セクシャリティの隘路をゆく表現の数々、ネタとベタの虚実皮膜を扱うお笑いやプロレスの新しい潮流、
落語や歌舞伎など伝統芸能に潜むポテンシャル……など、 ポップカルチャーを通じて社会の変容を描く。






ダ・ヴィンチ」(2017年5月号)にて、ジュンク堂書店下田裕之さんがおすすめしてくださいました!
ele-kingにて書評が掲載されました!評者は矢野利裕さん、綾門優季さんです。
HOUYHNHNM(フイナム)にて紹介されました! 「ヒップ」をテーマに小林真理さんによるセレクト。
Quick Japan」vol.119にて書評が掲載されました!評者は松永良平さんです。
POPEYE」2015.5月号「本と映画のはなし」に著者・九龍ジョーのインタヴュー掲載されました!
新潮」2015年5月号にて書評が掲載されました! 評者は杉田俊介さんです。
CDジャーナル」ウェブに 九龍ジョー x 松永良平 『メモリースティック』をめぐって対談が掲載されました!
ミュージック・マガジン」4月号にて書評が掲載されました!評者は柴那典さんです。
丸善ジュンク堂の冊子「書標」(ほんのしるべ)3月号にて書評が掲載されました!
R25」(3/12号)「最近、なに読んだ?」にて、坂口恭平紹介してくださいました!
SUBPOKKE「MOOSIC時評」にて、「『メモリースティック』にまつわるエトセトラ」対談が掲載!
TV Bros.」(3月7日号)にて書評が掲載されました!評者は橋本倫史さんです。
週刊朝日」(3月13日号)にて書評が掲載されました! 評者は今田俊さんです。
warp」4月号にて紹介されました!
「シアターガイド」(3月号)にて紹介されました!
「音楽と人」(3月号)にて紹介されました!評者は金光裕史さんです。
「クイックジャパン」(vol.118) にて紹介されました!
「KAMINOGE」(vol.39)にて著者インタビューが掲載されました!
「CDジャーナル」(3月号)にて著者と松永良平さんの対談が掲載されました!
TBS「王様のブランチ」(2/22放送)にて紹介されました!
honeyee.comにて紹介されました!
ナタリーにて紹介されました!

各種媒体のカルチャー記事の要諦を一手に担ってきた著者による待望の単著。

発情する、時代の最前列に座る男。
真夜中と地下水脈に踊る男。
広く、深く、早く、編む。
此処に視点あり。次代へのサーチライトだ。
闇の時代に、光しか見えない男の記録。――水道橋博士(芸人)

売れたものに後乗りするしか能のない輩だらけのカルチャー批評において、
ただ一人、真に新なる胎動をいち早く察知し、徹底的に加担し、
自らの筆で刻々とドキュメントしてきた男、それが九龍ジョーだ。
本書の登場によって、ようやく遂に「テン年代」が始まる!!!——佐々木敦(批評家)


〈目次〉

まえがき 半径五メートルの場所から

1章 音楽と映画のインディペンデント
あの映画館で待ち合わせ
『ライブテープ』について私が知っている2、3じゃすまない事柄
松江哲明の呼吸するテンポ
放り出されてしまった世界で、歌を
歌を選んだときのこと 前野健太インタビュー
空に溶けていった音楽の行方
もう旅に出なくてもいいんだと思った
コロがしコロがり続けろcero
MC.sirafuと〈踊る理由〉
あたらしい日本の音楽について 対談:松永良平
「どつ」という熱にうなされて
どついたるねんの終わらない青春
NATURE DANGER GANG のとびきり美しい瞬間
豊田道倫のネバーエンディングツアー
大森靖子のマイルストーン
あたしの見せ方は、あたしが一番よく知ってる
師走の低音と不随意な揺らぎ
ロロと倉内太のポップな反重力
山戸結希のキメラみたいな映画
韓国インディのいま

2章 非正規化する社会と身体
生き延びるための技術
一〇〇回目の三月の5日間
穴底に突き当たるまで
Kのこと
切断線に差し込む未来
野宿者/ネオリベ/フリーター
現実を夢見る言葉の位相
五反田から祈り続ける
五反田団の腰の重さ
ポツドールとマジックミラー
三浦と峯田の徒手空拳
このコントは笑えるのか
夢と幻のような現在
性と生が変容する場所
トランスするサンプル
「女装」のポテンシャル 座談会
鏡になってあげると大島薫は言った

3章 格闘する記憶をめぐって
新しいプロレスの味方
ロボットとレスラーの暗闇への跳躍
リングをとりまく叙事詩と抒情詩
「プロレスラーになること」と「プロレスラーであること」
女性は一度プロレスをやったほうがいい
「マッスル」とはなにか? マッスル坂井インタビュー
プロレスラーの言葉と身体
マッスルについて考えることは喜びである 座談会
プロレスブームを待ち受ける岐路
カウント二・九の青い空
まだまだ話したいことがいっぱい
談志が死んだ
江戸の風の羽ばたき、立川談志の成り行き 立川志らくインタビュー
『芝浜』の向こう側
最後の読書
シング・ア・ソング
終わるもの、始まるものと続いていくもの
つぎの歌の名前

初出一覧

あとがき


ブックデザイン : 田部井美奈