1,650円(税込)
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寺島靖国が愛でる200枚を紹介。
ライブの楽しみ方から恋愛指南(?)まで。
ジャズの鑑賞法について語ったA面と、
一生ものの名曲を求めて自ら買い漁ったCDを大公開するB面のレコード仕様!
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考えてみるとジャズってのは大変な音楽なのだ。
最初はちょっとむずかしい。でも、少し手こずったりしてそのうち目の前の霧が開けるようにジャズが分かってくると
気分に陥って世界で一番ジャズが分かるのは俺じゃないか、みたいな気分になってしまう。
さらにどっぷり漬かると今度はジャズが特殊な音楽に見えてくる。
最上級の音楽、さらには音楽を超えた音楽、てな具合に映ってくるのだ。
(本文「ストレスを感じたら」より)
ジャズ・ファンではない人たちからほめられるジャズを、
私は「大人のジャズ」と呼んではばからない。
ジャズ・ファンではない人が案外ジャズという音楽を見極めたりする。
ジャズの渦中に毎日いると固定観念にはまって、
意外に本質を見抜き損なうのである。
何十年もジャズを聴いてきた人の推めるものなど
ロクなものはないから気を付け給え。
あっ、いけない。こういう言い方は自分の首を絞めてしまうな。
(本文「女性のジャズ」より)
・レコード文化を象徴する「縦巻き帯」!
・縦巻き帯の痛みや欠損を防止する厚手ビニール・カバー!
文庫フォーマット : 吉田ユニ
デザイン : 北村卓也(合同会社エム・ビー)
文庫サイズ(A6) / 432ページ / 並製(厚手ビニール装)
寺島靖国
寺島靖国(てらしま・やすくに)
1938年、東京都生まれ。早稲田大学文学部独文科を卒業。会社勤務を経て、1970年、東京の吉祥寺にジャズ喫茶「メグ」を開店。「スイングジャーナル」「ジャズ批評」「オーディオアクセサリー」「ジャズ・パースペクティヴ」などにジャズ、オーディオに関する評論、エッセイを発表。なにものにも属さない評論にはファンが多い。著書に『JAZZ ピアノ・トリオ名盤500』(大和書房)、『JAZZ オーディオ悶絶桃源郷』(河出書房新社)、『辛口! JAZZ ノート』 (講談社)、『サニーサイド ジャズ・カフェの逆襲』(朝日文庫)、『JAZZとオーディオに魅せられた男のワンダーランド』(音楽之友社)、『JAZZ 偏愛主義』(DU BOOKS)など多数。