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ブリティッシュ・アシッド・フォークの最高峰70年1STが初の正規アナログ・リイシュー!
65年マンチェスターでのパフォーマンスを目撃したDJのJIMMY SAVILEによって発見され、JOHN PAUL JONESのアレンジでDECCAからのシングル・デビューを飾ったMEIC STEVENS。現在でも活動する彼はキャリアの中で精神的に不安定な時期を抱え、ときにSYD BARRETT (SYDはウェールズにMEICを訪ねたことも)とも比較されながら活動、「ウェールズのBOB DYLAN」の異名も持つカルト・シンガー・ソングライターです。ロンドン時代はJACKSON C. FRANKらとも行動を共にし友情を育んでいきますが、結局デビュー・シングルは惨敗し失意の中で地元ウェールズに帰郷、67年から69年にかけてリリースされたいくつかのウェールズ語による激レアEPを挟んだのち、今度はWARNER BROS.からのリリースとなった記念すべきデビュー・アルバム。ちなみに本作のデモはAPPLEにも持ち込まれ拒否されています。
MIGHTY BABY感を感じるパワフルなオープニング・チューン"ROWENA"、DYLANの"VISIONS OF JOHANNA"ライクな"LEFT OVER TIME"、純粋なブリティッシュ・フォーク・バラッド"LYING TO MYSELF"、ロック化前のDYLANやRAMBLIN' JACK ELLIOTTを思わせる"OXBLOOD"、シタールやタブラ、フルート等を使い自由な時代のラーガ・ジャズ・ロックを展開する"THE SAILOR AND MADONNA"や "YORRIC"、初期のSIMON & GARFUNKELにも例えられる美しく繊細な"MIDNIGHT COMES"、奇妙なフォーク・サイケ"GHOST TOWN"、唯一のウェールズ語楽曲"DAU RHOSYN COCH"などなど、まさにBOB DYLAN的なフォーク・センスとDONOVAN/SYD BARRETT的アフター・サイケデリアな空気感の中で、MEIC自身の朴訥としながらも力強いヴォーカルとその神秘的な旋律が光る優れた一枚に仕上がっています。
結局本作もセールスは不振、逃避のブルターニュ時代を経てまたもウェールズに舞い戻り、その後の作品はすべてウェールズ語で歌われているため本作はある意味貴重な英語での作品となっています。当然ながらウェールズの出自とウェールズ語に拘ったその活動は、のちのSUPER FURRY ANIMALSやGORKYS ZYGOTIC MUNCIにダイレクトに繋がります。
MEIC STEVENS / メイーク・スティーヴンス