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聖音を求め、長い旅路と対決を経て、日出づる処へ 新たな静寂と抒情を携え、今、侍は民の許へ帰還する…
タイ・フォンのミュージカル・リーダー、カーン・マイの精緻ともいえる聖なる美音の追求の旅は続いていた・・・
傑作『恐るべき静寂』より40年近い歳月を経て、改めてプログレッシヴ・ロックの真髄を問うタイ・フォンのニュー・アルバム、遂に登場!!
この9月に世界に先駆けて日本でリリースされるタイ・フォンの5作目となるニュー・アルバム『静寂、抒情、そして夢幻 ~ リターン・オブ・ザ・サムライ』はカーンのタイ・フォンに対するデビュー以来のタイ・フォンのサウンド美学の結晶とも言うべき作品である。インターナショナル・ヴァージョンとして選ばれ、新たなアレンジを加えられ収録された楽曲には彼が考える70年代のタイ・フォンの魅力と現代のテクノロジーが見事に融合、タイ・フォンならではの甘く切ないメロディー、そしてドラマチックなサウンドのプログレッシヴ・ロック・サウンドを聴かせる。2ND『ウィンドウズ』のオープニング・ナンバーを「憧憬と失意の季節」を想わせるハーモニーと哀愁を帯びたメロディーが印象的な「ワン・デイ」でアルバムは幕を開ける。続く「キャリー・ミー」も名曲「シスター・ジェーン」を彷彿させるラヴ・バラード。カーンはインターナショナル・ヴァージョンとしてこの曲でギター・ソロを新たに入れ直し、よりエモーショナルなギター・ソロをプレイしている。4曲目の「ザ・セカンド・ライフ」も「キャリー・ミー」同様にシンフォニックなキーボード・サウンド、そしてしっとり泣くカーンのギターによってよりドラマチックにアレンジし直された。5曲目「カム・トゥ・ミー」と7曲目「トーク・トゥ・ミー」はこのアルバムのハイライトである。前者はしっとりと歌い上げるシルヴィーのヴォーカルに導かれ、カーンならでは独特な耽美なスライド・ギター・ソロ、そして甘美なキーボード・ソロを挟んで曲はソリッドなギター・ソロをバックにシルヴィーが力強く歌い上げ盛り上がっていく。後者は季節の迷路を彷徨うようなキーボード・サウンドに導かれ、シルヴィーが熱く歌い上げる。そしてカーンのヴェトナムの血がそうさせるかの如く、オリエンタルな趣のロマンチックかつ繊細なメロディーに曲は変化、そしてカーンの力強いギター・ソロに導かれ再び曲はパワフルな旋律へ戻る。 アルバムの最後を飾る「エクリプス」もカーンのオリエンタル・テイストの哀愁味あるメロデイー、そして詩情溢れる透明感あるヴォーカル、曲は一転して情動的なギター・ソロと清純なキーボード・ソロのインストゥルメンタル・パートに変化する。それは正に夢幻の美のサウンドである。
“サムライはこのバンドの一つのシンボルだ。サムライの生き方とバンドの在り方は共通するものがあると思う。バンドも時と共に変化し、進化していくようにサムライも新たなスタイルへと変化&進化していく。そんなイメージを弟のランが描いてくれたのが今回のアートワークなんだよ” カーンの語る新たなアートワークの侍にはそんな思い入れがある。
デビューして40年弱の歳月が過ぎた今、タイ・フォン=カーン・マイの<ミュージシャンズ・サムライの旅路>は今ここにエピローグを迎えると同時に新たな旅路へのプロローグを創り出した。そしてこの10月、待望の初来日公演が決定した!
TAI PHONG / タイ・フォン